何故「自分でできることは教室ではやらない」のか
―完璧なドリルCDを渡す理由―


外国語の学習とは

何語の学校でも、その言語の徹底的な練習のできる、
周到なドリルのCDは制作販売していません。
何故でしょうか。

外国語の学習とは
@発音方法についての正確な情報を取得し、
Aそれを繰り返し練習することによって定着させ
B単語の意味範囲、文法、発想法に関する正確な情報を取得し
Cそれを拠り所にして、文章や会話を沢山暗記し、
D大量のドリルによって運用能力をつけることです。

これらの中で最も多くの時間を必要とするものはAとCとD、
あまり時間を要しないのは@とBです。
一方、教える側に極めて高度な知識とノウハウを必要とするのは@とB
あまりノウハウを必要としないのがAとCとDです。


語学学校の本質は何か

外国語学校が@とBの正確な情報を学習者に提供することは、
殆どの場合不可能です。(その理由については、田先生のサイトをご覧ください)
その結果、外国語学校はA、C、Dについてサービスを提供することになります。

畢竟ずるところ、外国語学校とは、(ネイティブとの)外国語練習の機会を
一定時間単位で販売することによって利潤を得ているところ
ということになります。
このA、C、Dによって経営することには、
経営者サイドにとっては、2つの大きなメリットがあります。
第一に、高度な能力を要せず、低コストで講師を確保できる。
第二に、極めて多くの時間(即ち長期間)を要する部分を、かなりの単価で販売できる。
この二点から、低コスト高収益が保証されることになるからです。

逆に@とBについては
1、所要時間が短い(売上に繋がらない)
2、極めて高度な知識とノウハウを必要とし、事実上実行不可能

という厳然とした事実から、外国語学校の守備範囲には含まれていません。


何故、語学学校は周到なドリルのCDを制作販売しないのか


でも冷静に考えてみれば、A、C、Dの部分は、
適切な素材さえあれば、学習者が自分でやれる部分です。
適切な素材とは、発音やテキストを録音したCDと、
周到なドリルを録音したCDです。

学習者の立場から考えれば、これらのCDがありさえすれば、
上記@〜Dのうち長時間を要する部分は自宅でできることになり、
完全習得までに要するコストは、少なくとも数十分の一以下に押さえることができるはずです。


ですから、外国語学校が周到なドリルのCDを制作販売してくれれば、
学習者にとっては大変ありがたいことで、
仮に60分CDが1本1万、2万したとしても、
(実際にはこの10分の1程度ですが)
全体的には相当安くあがることになります。

でも、この部分を学習者に渡してしまったら、
外国語学校は販売するものがなくなってしまうのです。
ですから、外国語学校が周到なドリルのCDを生徒に渡すことは有り得ない事なのです。

ウイズダム広東語学院は全く反対の立場

当ウイズダム広東語学院では授業の中心は@とBの部分で、この部分を徹底的にやります。

何故なら、この部分は学習者の全ての努力の前提となるもので、
この部分をしっかりとやらなければ、その先の努力をいくら重ねても、
美しく、しっかりとした外国語に到達することはないからです。

そしてこの部分は学習者自身では全く解決不可能なのです。
学習者が自分でできる部分は、わざわざ授業でやる必要はありません。

極めて周到な広東語のドリルCDも用意しています。
ですから、学習者は最も時間がかかる部分を自宅でじっくりやることができ、
納得がいくまで繰り返し練習することができます。
(これを自宅できちんとやらなければ、授業は消化できません。
「習得に不可欠だが、自分でできるはず」の部分なのですから
これは絶対条件です)

当ウイズダム広東語学院でもネイティブによるドリルがありますが、
それは教科書に出ていない部分について、学習者の広東語の広がりを作る目的で、
言葉の背景などの説明も沢山あります。

お問い合わせはこちらから。
@を半角にして送信してください。
toiawase@wisd.co.jp

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