次の文章は一家で香港に住み、広東語教室にも通っていらっしゃる方が、いつまで経っても通じる広東語が話せるようにならないため、基本的な発音だけでもしっかりとしたものを身に付けたいという切実な思いから、ご夫婦で一時帰国して発音特訓を受講され、香港に帰られた後、しばらく経ってから送られてきたメールの一部と、その後更に数ヶ月経ってから、このページに載せる文章として送って下さったものです。(横線より上がメール)

夏の発音特訓では大変お世話になり、ありがとうございました。

まさに目から鱗というのはこういうことを言うのだと夫とともに感じました。
あれから香港にまた戻り、二人とも独学で勉強しています。

(デン先生の授業を一度体験させていただくと、もうどこにも通えなくなりました。
というより、通う時間とお金が無駄に感じてしまいました)

先生のテープを何回も何回も聞いて、
正直広東語はこんなにきれいな言葉なのだったのかと感じました。
nで終わるときngのとき、先生のテープではすべてが自分で聞いていて違いが分かります。
そして、心地よくさえ感じるのです。

夫はいつも通勤途中、ヘッドフォンでひたすら暗唱しています。
先日は満員のバスで、口をあけてひたすら練習する夫の隣には不気味がって誰も座らなかったそうです。

また帰国した際は是非先生のご指導を賜りたく思っております。
これからも日々邁進してまいりたいと思います。

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約2年半前から主人の仕事で香港に駐在している主婦です。

こちらに来て初めて広東語 に触れ、勉強を夫婦で始めました。

まず、初めにこちらで日本語で教えてくれる広東語の語学教室に入りました。
発音について細かく教えていただくことはありません。
何と なく聞こえた音で出してみる、といった授業でした。
半年過ぎても自分の広東語はいっこうに通じませんでした。

これでは、いくらたってもきっと通じることはないような気 がしたので
インターネットでいろいろ検索して、田先生のサイトに出会ったのです。
まさにこれだ、という思いからどうしても田先生の授業を受けてみたくなり早速申し込みました。
そして、夫婦で授業を受けるためだけに一時帰国したのです。

駐在前は香港に行ってから、勉強を始めればいいと安易に考えていました。
でもここには、田先生のように発音をきっちり教えてくれる先生は存在しません。
香港人の先生で日本語が話せる先生もたくさんいます。
けれど、彼らには田先生のサイトにも書かれているように発音そのものを教えることはできません。

ある時、授業で「香港」の「香」について質問をしました。
その時、返ってきた答えは「みんな間違っているからそんなに神経質にならなくていいのよ。」と言う言葉でした。

デン先生の授業はまさに目からウロコでした。
先生の後について発音の練習をするということは一切ありません。
でも先生の指導の通りに行えば、あれほど出なかった音が出てくるんです。
これには本当にびっくりしました。先生は私たちの発音を一度聞いただけで、
今舌の位置がどこにあるかすべてわかってしまう神業の持ち主です。

私自身は広東語が初めから大好きで勉強を始めた訳ではありませんでした。
なので、どこかであまり綺麗な言葉に聞こえないような気がしていました。
けれど、先生の広東語を初めて聞いたとき本当にきれいな言葉だと思いました。
練習テープを聴いていると、広東語はこんなにもきれいな音だったのだと改めて感じ、
自分の広東語に対する今までの思いが全く別のものに変わったようです。
そして、何としてもやはり理解できるようになり話せるようになりたいと強く感じました。

たった3日間の授業でしたが、
その中身は私たち夫婦が香港で受けたどの授業よりも内容の濃いものでした。
今でも、先生の授業を受けることができたことは本当に人生を変えるぐらい大きなものだったと二人で話しています。

そして、日本で先生の授業を受けることができる方々を本当に羨ましく思います。

余談ですが、夫は先生から広東語だけでなく、その他にも刺激を受けて戻ってきました。
それは、先生の筋肉。初対面のとき、二人で唖然としたのを覚えています。
でも、先生からいろいろお話をお伺いし、昔はとても体が貧弱だったという信じられないような話を聞き、
人は誰でもやればできるのだという、そんな自信まで生まれてしまいました。

夫は香港に戻ってから早速ジム通いが始まりました。生まれて初めてのジムです。
数ヶ月で腕に少し筋肉が付きました。それからはジムへ毎週通っています。
そして、トレーニングしながら必ず広東語を聴いています。

サイトに記載されているように、300回聞くというのは本当に不可欠だし、絶大な効果があると痛感しています。
夫は毎日の通勤にバスを利用しているのですが、そこでも毎日広東語を聞いています。
ある時、満員のバスの中で夫の隣だけ誰も座らなかったことがあったそうです。
ヘッドフォンをつけて、口をパクパクしながら練習している夫の姿が不気味に感じたのでしょう。
そのときは気づかなかったようですが、後で皆の視線が自分に集中していることに気づいたようで
今では笑い話の一つです。

いつかまた是非田先生の授業を受けたいと願っています。
独学で練習を続けるのは正直言って困難ですが、何とか努力を続けていきたいと思います。

発音特訓を受けてみようかと迷っていらっしゃる方がいれば、声を大にして言いたいと思います。
授業料の数倍以上の効果が必ずあります。

もし、香港に留学されようと迷っていらっしゃる方がいれば私はきっとこう言います。
「それならば、先生の所に毎日通った方が数百倍の効果を得ることができるでしょう」と。

発音の次のステップとして、一つ一つの単語の意味範囲、日本語の同じ単語との違い、
日本語にならない単語や言い回しの説明、発想法の違い、
きちんとした発音をしっかり身に付けた後の発音の崩し方の法則等等・・・・・
香港では逆立ちしても聞けない講義を、発音特訓の100倍でも200倍でも受け続けることができるのですから。

香港在住・伊達 遥
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