●発音コース●

 

 通常のプライベートレッスンを受けに、定期的に遠方から飛行機や深夜バスで通ってくる方もいらっしゃいますが、そのようなケースはかなり特殊で、一般的には片道二時間半あたりが限界でしょう。 そうなると、遠方の方は当ウイズダム広東語学院の本気の授業で実力をつけたいと思っても、現実には何も方法が無いことになってしまいます。

 このような方のために、当ウイズダム広東語学院ではウイークデーの日中、ゴールデンウイーク、夏休み、連休などの期間を利用して広東語、北京語(ウイズダム中国語学院を参照)、英語(ウイズダム英語学院を参照)、の発音コースを開設しています。

 発音特訓コースは基本的にはプライベートレッスンになります(理由については、「プライベートレッスンに限っている理由」を読んで下さい。

 学院には宿泊施設も有ります。ここを利用すれば、学院まで0分で到着。時間を無駄にせずに、東京滞在期間中フルに勉強できます。(詳細はこちら

【到達水準】
 素質によって大きな開きがあります。ネイティブでは絶対に気づくことがない広東語の発音の微妙な、それでいて極めて重要な発音のポイントに就いて、理論的にわかりやすく指導しますので、素質の有る方であれば、発音コースの最初の30時間あまり(でネイティブ並みになることができます。(但し、30時間では単独の音しか習得できません。本当にきれいな発音にはどうしてもセンテンスを使ったトレーニングが必要です)

 素質がそれほどでもない方の場合は、30時間ほどでネイティブ並みというところまでは行かないかもしれませんが、ひとつはっきり断言できることは
その同じ方が香港に留学し、900万円のお金をかけて、2年間学習して到達する発音レベルより遥かに高いレベル達することができる。
世界のいかなる所で学習するより高いレベルに達することができる

という点です。言い換えれば、素質によって到達レベルに大きな開きは有っても、その人が望みうる最高のレベルには達するということです。

【所要時間】
 素質によって所要時間には極端な開きができますが、基本的には30時間以上と考えてください。センテンスを使った練習で問題点を見つけ出して矯正するには、少なくとも50時間以上はかかります。 

 通常のクラスでは大体30時間以上かけて一つ一つの発音方法だけは学習し、この時点で既に2年間の留学によって到達するレベルとは比較にならないレベルに達してはいますが、広東語の発音は、この時点ではまだ半分も終わっていないのです。

 一つ一つの発音が出来、6つの声調が一応できるようになっても、第1課で実際のセンテンスに入ると、殆どの人は殆ど再起不能なほどの挫折感を味わうことになります。声調が完全に狂ってしまうのですが、その狂っていることに自分で全く気づかないのです。発音についても狂ってしまいます。

 単独に一文字を発音している段階では問題がなくても、センテンスに入ると直後の声調の影響を受けて、声調が狂ってしまうのですが、どういう声調とどういう声調とがつながるとどのように狂うのか、そしてその狂いはなぜ発生するのか。どういう発音の直後にどういう音が来ると、その結果どういう狂いが発生するのか。そしてそれはなぜなのか。

 このようなことについて解明している本もありませんし、このようなことを説明して学習者に克服させている教室も世界中に存在していません(勿論、学院ではやっていますが)。でも、この点をしっかり理解し、克服しないと、綺麗な発音には絶対に到達できません。

 通常のクラスでは毎週矯正しながら、まあまあのレベルになるのに優秀な人で1年、そうでない人は2〜3年はかかります。まあまあのレベルと言っても、その発音レベルで中文大学の広東語コースにでも留学すれば、全校一のレベルになれることは間違いありませんし、香港在住10年でこのレベルに達している人は、学院の卒業生を除くと、存在する可能性がありませんが、広東語の発音はそれほどに難しいということです

 単独の音の説明だけでしたら20時間ほどで終了しますが、その間に発音の練習もはさみますから、勘の良い方で25時間、あまり勘の良くない方で30時間以上はかかります。その後で文章を使って練習をする時間がどれだけ取れるかが問題で、確保できる時間は多ければ多いほど良いと言えます。基本的に、発音コースは、申し込まれる方が友人を誘って複数で申し込まれるケースを除くとプライベートレッスンになりますから、予算との相談ということになりますが。

 いずれにせよ、発音コースの場合は通常クラスほどゆっくりと時間をかけているわけにはいきませんから、しっかりとした定着という点は、コース終了後のご本人の努力にかかっているということになります。

 文章を含めたコース終了後に、故郷に帰って自分で練習をつむことになりますが、必ず狂います。自分ひとりで練習する限り、その場所が日本であれ香港であれ、狂うことに変わりはありません。

 香港であれば、香港人に聞いてもらえば、かなり大幅に狂っていれば香港人にもその発音がおかしいということは指摘できますし、モデル発音(その発音がお手本となるほど綺麗な発音かどうかは分かりません)もできるでしょうが、それ以上のことは何もできませんし、細かい矯正をすることなど望むべくもありません。

 従って、帰省後も定期的に学院の発音矯正を受ける必要がありますが、この部分はズカイプによる受講も可能ですから、必ずしも東京に来なくても受講できます。

【講師の口真似では絶対にマスターできない
 一つ一つの発音の習得に当たって、講師の口真似はほぼ何の役にも立ちません。この点は田講師の個人サイトに詳しく述べられていますが、一つ一つの発音を習得したあとにも大きな難関が控えています。それは単独の一文字ではなく、文字が連なったセンテンスにおける発音です。

 センテンスを使った発音練習は極めて重要です。センテンスに入ると、本人が予想もできないような問題点が続出するのです。大変多くの問題点があり、それらの問題がなぜ起きるのかをしっかり掴むことによってのみ、その問題を解決することができるのです。問題が発生するメカニズムを知らない限り、その問題を解決することができないばかりか、問題の存在自体にすら気がつかない可能性も高いのです。

 例えば、ある語学関係の雑誌が以前広東語特集を組み、その中で、日本で20年以上の広東語教育経験を有する広東人の方が「『我都』などといった5声と1声のつながりを、殆どすべての日本人学習者がうまく発音することができず、5声の「我」のお尻が全く上がらず、6声の「餓」か4声の「鵞」のような発音になってしまう。理由はわからない」という意味のことを書いておられましたが、教える講師本人が理由がわからないのでは、日本人がその問題点を克服できる可能性は全く有りません。

 発音コースでも、センテンスを使った発音練習まで入れば、この辺の問題点がなぜ発生するのか、そのメカニズムか解明されます。

【受講料】
受講料は英語と同じです。
                          

お問い合わせはこちらから。
@を半角にして送信してください。
toiawase@wisd.co.jp

ウイズダム広東語学院
TOPページ
ウイズダム外国語学院
TOPページ