基本的な考え方
(原稿用紙70枚程の文章です。本気で習得したいと思っている方は、頑張って読んで下さい)

 田講師のサイトが開設され、ウイズダム広東語学院のサイトが開設されてから、その影響を受けて、日本の色々なところで開設されている広東語教室の教え方には、表面的な変化がたくさん起きました。
 
 そのような状況ですから、田講師のサイトに基本的な考え方が明確に述べられていても、当学院の教授法を探るための、他教室関係者の 「見学」、「電話による問い合わせ」、更には 「受講」 まで、あとを絶ちません。名前、住所、電話番号など全て詐称して申し込んできます。多忙な本業の時間を割いて対応しなければならず、大変迷惑しています。

 或るオーディオメーカーが広東語教室経営に乗り出した(数年間一度も黒字にならなかったため、結局撤退しましたが)ときも、社員二人を 「見学」 に派遣してきました。

 今ここに、これほど詳細な説明を掲載することは、それらの方たちに手の内を明かすことになりますが、真剣に広東語を習得したいと考えている方で、当学院の特徴を全く理解していない方も多いため、それらの真剣に広東語の学習を考えている方々のために、敢えて ここにある程度詳しく述べることにしました。



【本気の方を対象としています】

当学院は利益をあげる手段として開設されたものではありません実際に、一時期は無料で授業をおこなっていました。

 1979年に学院を開設しましたが、開設の理由は、本気で広東語をやりたいと思っている人を集めて、他では絶対実現できない、極めてハイレベルの、本気の授業を実施するために他なりません。このサイトを開設したのも、本気の方を世界中から見つけるためです。

 でも、本気の人を見つけることは想像以上に大変なことでした。田講師が「デンさんの広東語相談室」というサイトを開設し、基本的な考え方を述べていますから、それで十分に理解でき、理解できさえすれば、本当に実力をつけたい人は当然集まってくるものと考えていましたが、それ程簡単ではありませんでした。原因は、主なものとしては2つあります。

【原因その一】田講師のサイトで述べられていることが理解できない。


 ある日、他で2年以上やっていると言う人が見学に来ました(現在は見学は受け付けていません)。すぐに入学を決定しましたが、田講師が「ずいぶん時間を無駄にしてしまいましたね」と言うと、その人は

「無駄にはなっていません。これだけの回り道をしたからこそ、田先生のサイトに巡り会った時、先生が仰っていることがものすごいインパクトを持って理解できたんです。
 
 私がもし広東語を他でやる前に先生のサイトを知ったとしても、多分、何だこれは、何を訳の分からないことを言ってるんだ と思うだけで、まじめに読む気にもなれなかったでしょうし、理解もできなかったと思います。勿論、学院に入るなんて有り得なかったと思います。

 でも私は他で2年以上もやってから先生のサイトに巡りあって、述べられていることがものすごくよく理解できたんです。これだ!って思いました。だから、時間の無駄をしたとは全く思っていません。 

 先生のサイト、あれ、若い人じゃ理解できませんよ。最近の若い人で、あのサイトの文章を最後まで読む人なんていないんじゃないですか?」 と答えました。

 当ウイズダム広東語学院としては、あなたが本気で広東語をマスターしたいと思っているのであれば、やはり意味の無い回り道はしてもらいたくありません。それでなくても短い人生なのですから。

 その上、回り道をしたとしても、最後に気が付けばまだいいのですが、気が付くとは限りません。「美しい広東語」とは程遠い、ガタガタの広東語を多少使えるようになったとして、それが自分の限界であり、どんな広東語教育を受けたかとは関係がないと思うのが普通。教え方がまずかったからだと分かる人であれば、最初から無駄なことはやっていない可能性が高いですから。


【原因その二】事実だとは思えない

 本気で外国語を勉強したことが無い方は(或いは、必死になって外国語を勉強した経験のある人の多くも)、田講師のサイトで述べられていることが、或いは学院のサイトで述べられていることが、どういう意味を持つことなのかあまり理解できません。

 そして、「食事制限不要! 1ヶ月でウエストが−5センチ! リバウンドの心配も無用」とか「○○大学の××教授が学習心理学に基づいて開発! 1日15分、半年でマスターできる驚異の学習法」とか「○○の先住民にはハゲがいない!先住民の秘伝を現代に蘇らせることに成功!究極の発毛剤ついに誕生」とか「成長期が過ぎた貴方でも1年に5センチ以上身長が伸びる!たった19,800円でモテモテの男性に変身!」などの宣伝文句と同列に考えてしまい、述べられていることを本気で考える前に、眉に唾を付けることになります。

 その結果、せっかく問い合わせのメールまで送ってきていても、

「もっと近くに教室を見つけた」

「他にもっと都合のいい曜日にクラスを開いている教室がある」

「入学金がもっと安い所を見つけた」

「おたくは開講まで待たなきゃなんないから、すぐに入学させてくれる所に行く」

「他の教室は雑談で盛り上がって、楽しそうだったから、そっちに行く」

などの全く意味の無い理由で入学しない人が沢山出てきます。

 ほんのご愛嬌程度に二言三言広東語が話せればいいとか、香港芸能界のゴシップが聞きたいとかの、本気でやるつもりが元々全く無い人はそれで一向に構わないのです。当ウイズダム広東語学院が本気授業の対象として考えている人ではありませんから。

  「何でもいいから、とにかく生徒数が増えればいい」とは全く思いません。そんなことには興味ありません。

 
でも、本気で学習できる人が上記のような理由で学院に入学しないのは、大変に、極めてもったいないと思います。

 こんな基準で決めるべきことではないのです。「美しい広東語」が「確実に手に入るのか、それとも全く手に入らないのか」という絶対的な問題なのです。 「距離が近い」「会社からの帰り道にある」「入学金が安い」「すぐに入学できる」「雑談が楽しそう」などという相対的で無意味な条件とは無関係なのです。

 既に入学して学院の授業を受けている人にこの話をすると、「学院のサイトに巡りあって、問い合わせのメールまで出して、それでもここに入学しない人がいるなんて理解できない」という反応が返ってきますが、やはり入学して実際の授業を受けて見なければ実感はできないのかもしれません。

 ウイズダムの授業はものすごい密度です。ヘビーです。しっかりとした骨太の基礎を、それなりの時間を掛けて(と言っても、下で述べるように、留学するよりは遥かに短時間ですが)作ってゆきます。発音だけでも、最初に30時間ほどかけて完璧な発音を学習し(この時点で既に2年間の留学より遥かに高いレベルに達します。全く比較になりません。これは絶対に断言できます)、「ネイティブより美しい、しっかりとした広東語」を目標にトレーニングします。

 ですから、ホテルやレストランで多少の広東語を話してみたいというような方、香港芸能界のゴシップが聞きたいというような方などにはあまり適していないかもしれません。

 惟、今までの経験から言えば、その程度の目的で入学してこられた方でも、大抵は学院の授業を受けている間に、本気の勉強というのがどういうものなのかが分かり、楽しくなってのめりこむことになりますから、そういう方が入学されても構わないのですが、実力を付けるためにはそれなりの努力が必要だという点は理解しておいてください。


骨太の骨格を作る

 「本気の人を対象にしています」にも述べたように、学院開設の理由は、本気で広東語をやりたいと思っている人を集めて、他では絶対実現できない、極めてハイレベルの、本気の授業を実施するために他なりません。 

 ウイズダム広東語学院の授業は、美しい発音を身に付け、一つ一つの単語の意味範囲を明確に認識し、しっかりとした構文を使いこなし、更にはしっかりとした文章を書けるようにすることを目標にしています。そのために必要なあらゆる事をやっています。

 それと同時に、しっかりとした骨格を作ることに寄与しない、或いは害になることにはエネルギーを使いません。「ホテルにて」「レストランで」「税関で」「市場で」「デパートで」というような感じで作られた会話を暗記するというようなことは何の意味もありません。

こんな台詞をいくら暗記しても、広東語の骨格は絶対にできません。逆にしっかりとした骨組みを作っておきさえすれば、こんなセリフは簡単に使えるようになります。勿論、広東語に限らず、何語でも同じ事です。

 ですから、「こういうときには、こういう台詞」というようなことは、授業では全くやりません。こじゃれた台詞などどうでもいいのです。そんなものを覚えても、広東語の実力とは何の関係もありません。マクドナルドに入ってなんと言って注文するかなんて、意味のない知識です。

そんなものは、しっかりとした骨組みを作っておきさえすれば、香港でマクドナルドに入って、他の人の注文振りを聞いていれば、瞬時に身に付いてしまいます。逆に、
そんな台詞ばかりを覚えてみても、広東語の骨組みは永久にできません。

 同じ理由で、「粗口」(会話の中に意味もなく挿入する卑猥な言葉。あの英語の4文字単語の類)を積極的に教えることも、一切ありません。これも広東語の実力、骨組みとは何の関係もないからです。こんなものを知っていたからといって何の自慢にもなりませんし、こんなものを自分の会話に挿入したからといって、格好よくもなんともありません。陰で笑われるだけです。

 どこかの英会話学校で、テレビコマーシャルを流して、「おしっこ」とか「かんべんしてよ」とか「どうしたの」とか「げっ」とかの「実用的」な英語を教えますという宣伝をしているところがありました。こんなものを覚えても、英語の骨組みはできません。「講師は全て外国人」というコピーと同様、「だからどうなの?」としか言いようがありません。

 芸能人のゴシップ話のような雑談も一切ありません。だからつまらない授業かと言えば、全くその逆です。雑談で盛り上がるのは、本気で実力をつけようとしている限り、空しい以外の何ものでもありません。ウイズダム広東語学院の授業は知的興奮にあふれています



クチコミで広がらない教室

 一般的には、良い物は口コミで広がると思われていますが、当学院は口コミでは広がりません。正直に言って、少しでも沢山の本気の方に集まってもらいたいので、既に入学して学習している、或いは既に卒業した「本気の人」がその知り合いの「本気の人」に伝えてくれたらいいのになーとは思いますが、実際にはそうなりません。

何故かと言えば、学院に入学して学習を始めると「感動」するからです。「広東語はどのような特徴をもった言語なのか」「日本語の特徴は」「何故暗記する必要があるのか」「ネイティブだと思われるようになることはどのようにして可能になるのか」などなど、1回目の授業から驚きの連続。目から鱗が落ちる」とはこのことかと、本当に感動します。発音の授業が終了するころには、ネイティブ並みの発音になる人も少なくありません。勿論、その効果は留学など足元にも及ばないレベルです。

1課の10数個しかない単語の説明に、雑談なしで6時間。留学帰りの人でも新しい発見の連続。初級教科書2冊が終了するまでに渡される音声教材なんと100時間分以上。「本当に実力をつけたければここしかない」という実感が確実に湧いてきます。

 こうなると、その人が本気であればあるほど、他の人には学院の存在を知られたくないと思うようになります.

 こんなことがありました。他教室で広東語を2年以上学習中の人が、田講師のサイトの文章を読んで、田講師の面接を受けに来て、面接に合格し、入学を決めました。でも、実際にクラスが開かれるまでにはある程度の期間待つ必要があります。その理由は、ウイズダムでは発音だけでも30時間前後かけてきっちりと教え、発音の授業が終了するころには、ネイティブ並みの発音になる人も少なくありません。従って、中途編入の場合を除き、入学希望の人がいるからといって、そのまま既存のクラスに入れてしまうということはありません発音もできない人とネイティブ並みの発音の人を同じクラスで教えることなど、責任のある授業、本気の授業をしようとする限り、不可能なことだからです

 それから1〜2週間経ったころでしょうか、この人と同じ教室の同じクラスに通っている別の人が面接に来て、やはり入学を決めました。その後しばらく経って、希望者が一定人数に達したため、新しい入門クラスが開講されました。その1回目の授業で、二人はばったり顔を合わせることになったのですが、そのときの二人の会話

「こんないいとこを知っていたのに、どうして私に黙っていたのよ!」

「インターネットで見つけただけよ。あなただって、私に何も言ってくれなかったじゃないの!」

一瞬どうなることかと思いましたが、二人はとても仲良しで、その後もお互いに支えあい、実力をつけていったので、安心しました。

仲良し同士でもこんな具合です。口コミで広がるなどということは期待するほうが無駄ということです。



【ネイティブより美しい広東語が目標

ネイティブより美しい広東語とはどういうことでしょうか。

 皆さんはネイティブが絶対だと思ってはいけません。当サイトを見ている方は殆どが日本人だと思いますが、日本語に関することについて、日本人が常に正しい判断ができるとは言えません。新聞や書籍、アナウンサーや、映画、ドラマの日本語にも、間違いや妥当でない表現、無知による勘違いなど枚挙に暇がありません。

 田講師が授業において「日本語で」説明しているとき、その日本語について「そんな言い方は聞いたことが無い」とか「そんな単語は知らない」とか「普通はそうは言いませんよ」とか「この単語にそんな意味があるとは知らなかった」などという反応が返ってくることはしょっちゅうあります。

 これらの人は、勿論日本語のネイティブですが、この人たちの判断だけに頼っていたら、ある言い回しが日本語に「ある」とか「ない」とか「正しい」とか「正しくない」とか「使われている」とか「使われていない」とか「そういう意味がある」とか「そういう意味が無い」とかについて、正しい判断には絶対に到達しません。

 或いはまた、学院のテキストに出ている広東語の単語もしくは言い回しについて、生徒の方から「友達の香港人に聞いてみたんですが、そんな言い方は無いと言われました」などというような話が出ることもよくあることです。単純に言ってしまえば、

  
その香港人が「無知」「無教養」「無能」「品のない家庭に育った」だけのこと

なのですが・・・。

 ネイティブだからといって、その言語について該博な知識をもち、バランスの取れた判断ができるわけではないのです。 発音に就いても同じ事で、ネイティブだからといって、発音がきれいだとは限りません。漢字を間違って読んでいることなど日常茶飯事です。この点も、日本人の状況を考えてみればよく分かります。漢字の読み方を間違っている人など何人いるか分かりませんし、敬語の使い方も間違いだらけ、アクセントもめちゃくちゃ、文法もガタガタ、発音もアナウンサーですらいいかげんです。

     ネイティブの発音は常に正しい。

     ネイティブの単語の用法は常に正しい。

     ネイティブの文法は常に正しい。

     その言語に関するネイティブの知識は完全だ。

という前提に立つ限り、きちんとした外国語の習得は不可能ですし、「ネイティブより美しい広東語」など有り得ない話です。

 しかし、上に挙げた4つの命題は真ではありません。

     ネイティブの発音はあまり良くないことが多く、しかも漢字の読み間違いはしょっちゅう。

     ネイティブの単語の用法は間違いが頻繁にある。

     ネイティブの文法はかなりいいかげんで、間違いが多い。

     広東語に関する香港人の知識は完全ではなく、極めて偏っていることが多い。

のです。

 更に、香港の人たちの広東語は、極めて乱暴且つ下品な広東語から、大変品位の高い広東語までバリエーションの幅が非常に広く、尚且つその中で、乱暴且つ下品な広東語を使って育つの割合が大変高いのが特徴です。従って、その点からも、ネイティブだからといってうっかりお手本にはできません。

 単純に「香港人をお手本に」していては、永久に「美しい広東語」には到達できないのです。


【望みうる最高レベルに到達させる】
「留学を遥かに凌ぐ効果」も合わせて読んで下さい

 当ウイズダム広東語学院の教授方法は、発音にしても、モデル発音を聞かせて、学習者にそれを真似させるという方法をとりません。単語の意味、日本語との違い、文法、発想法など、全て可能な限り理屈で説明します。

 この方法によらない限り、美しい広東語に到達することは不可能だからこそ、この方法を使っているのですが、この方法には、他のメリットもあります。それは、学習者の天分に左右される程度があまり高くないという点です。

 天分のある人だけがマスターでき、天分の無い人はどうにもならないなどという結果にはならず、天分に頼らなくても習得できるということです。発音の授業が終了するころには、ネイティブ並みの発音になる人も少なくありません。

 ですが、それでも、一人一人の能力の差には大変大きいものがあります。最初の20数時間でネイティブ並みの発音になる人も少なくありませんが、この期間では基本的な声調すら掴むことができない人も 極たまにいます。

 考えられる限りのあらゆる方法を講じても、このような差が出るのは避けようがありません。ですから、「当学院で学べば、如何なる人も全て必ずネイティブ並みもしくはそれ以上になる」という保証をすることはできません。そうなる人もいますが、そうならない人もいます。

 でも、

「留学したのと同じ時間数の授業を受け、同じだけの自己学習時間を確保すれば、その人が留学して到達できるレベルより遥かに高いレベルに到達できる」

という事は完全に断言できます。日本の教室でかなりの期間学習してから香港に留学した方の中で、帰国後多くの方がウイズダム広東語学院の入門クラスに入っていますが、

「田先生の授業を経験してしまうと、今までの学習は、大金をかけた2年間の留学は一体なんだったのか、あの2年間で一体何を身につけたのか、自分でもわからない」

と言っている人が少なくありません。

 皆さんは、外国語の習得に関して、「当然、現地に留学したほうが実力がつくに決まっている。でも実際問題、今の仕事を辞めてまで留学する勇気もないし、金銭的にも無理だから・・・・・・」と考えているでしょうが、日本でやるか香港でやるかは何の関係もありません。外国語習得に必要な条件は決まっているのです。教室(学習者も勿論)がその条件を満たしていなければ、そこが日本であろうと香港であろうと、絶対に「美しい広東語」には到達できません

 「留学したのと同じ時間数の授業を受け、同じだけの自己学習可能時間を確保すれば、その人が留学して到達できるレベルより遥かに高いレベルに到達できる

ということについて、具体的に説明しましょう。先ずは、所要時間数に就いて計算してみましょう。

 大学に付設されている広東語コースの場合で言えば、13時間の授業が週に5回、1ヶ月平均で64.3時間。1ヶ月30日の総時間数は720時間。16時間の睡眠時間で1ヶ月180時間。食事その他に12時間、1ヶ月60時間として計算すると、留学をしていれば、仕事はしませんから、学習に使用可能な残り時間は1ヶ月に415.7時間、1日平均で13時間51分ほどになります。友達と広東語でダベッている時間も学習であると考えれば、この程度の時間は普通に確保できるでしょう。従って、留学していた場合、授業1時間に対する自己学習可能時間は6時間28分になります。

ウイズダム広東語学院の授業は基本的には週1回、12時間ですから、1ヶ月の平均授業時間は8.57時間(8時間34分)で、留学した場合の7.5分の1の授業時間になります。また、留学した場合と同じ割合の自己学習時間は毎週12時間56分となります。

 従って、

2年間の留学と同じ学習時間に達するには、学院での週2時間の授業と週12時間56分(1日平均約1時間51分)の自己学習を15年続ける必要がある

ことになります。 

15年とは、なんとも気の遠くなりそうな年月ですね。広東語の学習にそんなに長い年月をかける訳には行かないでしょう。「だからこそ、思い切って留学するしかない」ですか?留学すれば実力がつくというのは全くの幻想です。一度留学してみれば分かりますが、留学したって実力は付きません。実力を付けるのに必要なのは、留学ではなくて、「広東語を習得するのに必要な条件」なのです。これ以外にありません。

逆に、これさえあれば、留学も、週1で15年の学習も必要ありません。もっとずっと短期間でハイレベルに達することができるのです。自己学習時間を確保する(通勤の電車内の学習は、学習に集中できるわけではないので、使用時間の3分の1程度に考えて、自己学習時間に算入してください)ことを条件に考えますと、ウイズダムで学習した場合は、留学した場合の4分の1程度の時間(37ヶ月程度)で、留学して到達することのできるレベルを大幅に超えることができます。

 大幅に越えるというと、単なる程度の差、相対的な差のように考えるでしょうが、下にも述べるように、本当は

 
時間が短縮できるというような「程度の差」といった相対的な問題ではなく、「本質的な差

なのです。

「超える」ということをがどういうことかを、「発音」「単語の意味範囲」「文法」「発想法」に分けて、具体的に説明しましょう。

1、発音(下の「ネイティブ講師は発音を知らない」も参照してください)

 上にも述べたように、ウイズダム広東語学院で学習した場合には、最初の20数時間でネイティブ並みになる人が沢山います。そういう能力を引き出すことを目的に授業をしていますから、37ヶ月は言うに及ばず、12年経過した時点で、ほぼ全ての人が極めて正確な発音、正確な声調を身につけます。

 一方、留学した場合は、「極めて正確な発音、正確な声調」を身につけることができる人はほぼ皆無といえます。 

この差は、「程度の差」ではないという点を理解してください。ウイズダム広東語学院で20数時間学習して到達するレベルは、見様見真似の発音ではなく、一つ一つの音をどのようにて出すかをしっかりと意識し、その音を出すことをはっきり意図して、正確に発音できるレベルで、「なんとなくそれっぽい音」など決して出しません

 一方、2年間留学しても、その発音は「なんとなくそれっぽい音」の範囲から一歩も出ることはありません。この違いは、決して「程度の差」等ではなく、「本質的な差」なのです。

 発音の矯正は、最初の20数時間だけではなく、授業のたびに繰り返され、極めて細かい点まで矯正されます。勿論、それらの矯正ポイントは、いかなる広東語の本にも記されていないものばかりです。このようにして、通常のネイティブ並みどころか、広東語のナレータにすら問題なくなれるレベルにも達するのです。

一方は2年、一方は20数時間です。この違いを見れば、仮に2年を倍の4年に伸ばしてみても、基本的には何の変化もないだろうということは、皆さんにもお分かりになると思います。

本気で広東語を学びたいと思っている人にとっては、800万円のお金を掛けて2年間留学しても、決して手に入れることのできない宝物なのです。

2、単語の意味範囲

 習得語彙についても、習得語彙数の違いといった「程度の差」、相対的な問題ではなく、「本質的な差」ができてしまいます。

日本語と広東語には、漢字で書くと全く同じという単語が殆ど無数に存在します。でも、その意味用法は殆ど必ず異なっています。ところが、その違いを知ることは至難の技なのです。

よくクイズなどに出てくる「手紙」は中国語では「トイレットペーパー」の意味だとか、「汽車」は中国語では「自動車」の意味だとか、このような例は一見ギョッとしますし、習得が難しいように見えるかもしれませんが、実際にはそうではなく、意味が全く異なるからこそ、習得は楽なのです。 

でも、このような例はそれ程多くありません。大部分の単語は、意味が全く異なっているわけでもなく、使用される状況も似通っているため、日本語が堪能な香港人も、広東語が堪能な日本人も、この違いに気がつきません 

日本語を話せば日本人だとしか思えない程高度な日本語レベルに達している同時通訳の方でも、この違いに気がついていないことが殆どです。

 「そんなハイレベルの人が気が付かないほどの微細な違いなら、無視したって構わないじゃないか」と思うかもしれません。確かに、微細な違いであれば、これを無視していても大きな問題になることはないでしょう。でも実際には「微細な違い」ではない場合が少なくないのです。明確な違いがあるのに、その違いが気が付きにくく、尚且つほぼ同じような状況で使用できてしまう。ここが問題です。 

広東語が話せる日本人が広東語を使って香港人と話していた。日本人は、或る単語をその単語の日本語における意味として、広東語のセンテンスの中で使用した。聞いている香港人は、話されているのが広東語なのだから、勿論その単語の意味を広東語における意味として理解した。お互いに全く異なる理解をしているのに、そのことに気がつくチャンスは無い。

 このような状況は無数に発生しているはずです。でも、ウイズダム広東語学院で学習していれば、この点も心配ありません。「クチコミで広がらない教室」にも述べられているように、第1課の10数個の単語の説明だけでも6時間も掛けています。

 このような単語の説明は、ウイズダム広東語学院での学習の全期間に渡って継続されます。1万を超える大量の単語について、どこを調べても出ていないような説明が、数百ページの本何冊分にも匹敵するボリュームの説明が聞けるのです。

 習得できる単語の数などという相対的な問題ではありません(勿論、ウイズダム広東語学院での3年7ヶ月の学習によって身につく語彙数は、2年間の留学によって身につく語彙数より遥かに多いので、単純な数の比較でも、遥かに上になりますが)。本質が掴めるかどうかの問題です。

 これも、本気で広東語を学びたいと思っている人にとっては、800万円のお金を掛けて2年間留学しても決して手に入れることのできない宝物なのです。

3、文法

 留学しても、文法の説明は殆どありません。広東語の文法というのは、説明が大変難しいからです。何故難しいかというと、抽象的な形で抽出できる文法が殆どないからです。文法要素の大部分は具体的な単語の用法の中に隠れてしまっています。

 従って、文法は具体的な単語から離れては存在しないということになり、この点からも、個々の単語の詳しい説明が大変重要になってくるのです。しかもそれは、アメリカ人の広東語学習者に対して英語でなされる説明や、中国人に対して中国語でなされる説明とは全く別物でなければならないのです。

 同じ内容を言うのに、広東語の文法構造は日本語とどのように違うのか、この点の説明が大事なのです。

     受動態が使われる頻度は広東語と日本語で同じなのか、

     使役形が使われる頻度は広東語と日本語で同じなのか、

     その意味するところは同じなのか、

     広東語の或る動詞が、或る名詞が、或る形容詞が、或る副詞が、日本語の相当語と比較して、使用頻度が全く異なる。それはなぜか。

     この部分で、広東語なら動詞を使うのに、日本語では形容詞を使う。

     日本語なら何も入らないのに、広東語では動詞が入る。

     ここで日本語なら人称代名詞が入らないのに、広東語では入る。

     この内容を言うとき、日本語なら前から後ろに掛かっていく言い方をするのに、広東語では逆の言い方をする。

     ここで日本語では「の」が入るのに、広東語では「ge」が入らない。

     広東語の「外国」は日本語の「外国」とイコールにならない。

上に挙げたものはほんの一部の例を挙げたに過ぎませんが、このようなことをセンテンス一つ一つ、単語一つ一つについて指摘し、或いは説明しなければ、学習者は10年経ってもしっかりと広東語を掴むことはできないのです。

 このような説明は、日本語との対比説明をしなければならないという点から 複数の国からきた生徒を教えている留学先の講師には実行不可能なことです。しかし、たとえ日本人だけに教えるとしても、やはり不可能なことです。広東語のネイティブは日本語のネイティブではなく、日本語のネイティブは広東語のネイティブではないからです。

 仮にバイリンガルだったとしても、同じ事です。話せるということと、その構造を分析できるということは全く別物だからです。

4、
発想法

 これについても、留学で得られることは何もありません。その理由は「単語の意味範囲」と「文法」で述べたこととほぼ同じです。

 ウイズダム広東語学院の授業では、
同じ内容を表現するのに、異なる言い回しを使うことが多いこと、そしてそれがどこに潜んでいるかの指摘、日本語の或る言い回しが広東語ではどのように変化するのかの説明が、明確に、頻繁になされます。

 この違いは、実際には、香港人であれ日本人であれ、違いが存在しているということ自体に気が付かないケースが大部分なのです。


 「超える」というのは以上に述べたような意味であり、単なる「程度の差」の問題ではありません。「程度の差」なのであれば、例えば留学期間を延長すれば解決することになりますが、実際には「程度の差」ではなく「本質的な差」なのです。留学期間を延長することで解決するような問題ではありません。

 ウイズダム広東語学院の授業は以上のような授業ですから、その授業内容を筆記したノートを「命の次に大事」と言っている生徒の方は少なくありません。



【マスターは容易ではない

 ウイズダム広東語学院の授業は、発音でも語彙でも文法でも、一貫して本質を把握させる授業です。美しい広東語を習得するのに必要な全ての条件を備えています。でも、学院の努力だけではどうしようもない、もう一つの重要な条件があります。

 それは学習者の学習態度です。学院の授業は、この「基本的な考え方」を通読すれば十分理解できるように、大変密度の高い、ヘビーな授業です。でも、その授業は毎週教室に来て座っているだけでは、決して身に付きません。学習者サイドで必要な条件は、「謙虚さ」と「誰にも負けない、決して諦めない努力」の2つです。これを以下に具体的に述べてみます。

【努力

 まじめにノートを取るのは大切で、そのようにして作ったノートを「命の次に大切だ」と言う人が沢山いるのも、教える側としてはまことに嬉しい事ですが、外国語の学習は全て、「覚えてナンボ」の世界だということは忘れてはなりません。

 
全部頭に入れなければ意味がない

のです(なぜ暗記が必要なのかというような極めて重要であり、尚且つ多くの人にとってその根拠がよく分からないようなことについても、授業ではきちんと説明されます)。

 そのためには当然、努力が必要です。一つの外国語を身につけるということは、正直に言って簡単なことではありません。皆さんは、殆どの方が中学校と高校の6年という長い期間に、1,000時間を越える英語の授業を受けています。ウイズダム広東語学院の一つのクラスの年間授業時間数は100時間に達しません。仮に100時間だったとしても、

 
10年分以上の授業時間数

です。

 皆さんは英語の基礎はできているのです。それでも、きれいな発音で、使い物になる英語のレベルに達している人は極めて少数だと思います。そして、その極めて小数の人たちの大部分は学校で習う英語以外に、かなりの時間とお金を掛けて、ようやくそのレベルに達したはずです。

1000時間を越える基礎を持っている英語ですら、まともに使えるレベルまで引き上げようとすれば、半端な努力ではだめなのです。ましてや、今までに全く触れたこともない広東語をともに使えるレベルにしようとすれば、英語を使えるようにするのに必要な努力程度では足りないのは明らかでしょう。

勿論、ウイズダム広東語学院の授業は、中学高校の英語の授業のようないいかげんなものではありませんから、

 
ウイズダム広東語学院の授業から得られるものは中学高校の英語の授業から得られるものとは次元が違います。

が、それを頭の中に定着させるには、学習者自身の努力が不可欠なのです。

「望みうる最高レベルに到達させる」に記したように、留学した場合と、当学院で学習した場合の学習時間を比較すると、以下のようになります。

大学に付設されている広東語コースの場合で言えば、13時間の授業が週に5回、1ヶ月平均で64.3時間。1ヶ月30日の総時間数は720時間。16時間の睡眠時間で1ヶ月180時間。食事その他に12時間、1ヶ月60時間として計算すると、留学をしていれば、仕事はしませんから、学習に使用可能な残り時間は1ヶ月に415.7時間、1日平均で13時間51分ほどになります。友達と広東語でダベッている時間も学習であると考えれば、この程度の時間は普通に確保できるでしょう。従って、留学していた場合、授業1時間に対する自己学習可能時間は6時間28分になります。 

ウイズダム広東語学院の授業は基本的には週1回、12時間ですから、1ヶ月の平均授業時間は8.57時間(8時間34分)で、留学した場合の7.5分の1の授業時間になります。また、留学した場合と同じ割合の自己学習時間は毎週12時間56分となります。

 ウイズダム広東語学院の授業は、留学などとは比較にならないほど高密度で、ハイレベルです。従って、上に述べた、2時間の授業に対して、留学した場合と同じ割合で計算した場合の12時間56分という自己学習時間は、確保するように努力してください。通勤の往復にテープやMDMP3などを聞きつづけることも必須です。

 そんな時間は作れっこないと思っている方も心配する必要はありません。時間の作り方は授業で説明します。努力の仕方も授業で説明します。自分は頭脳があまり優秀ではないと思っている方、頭をどんどん動くようにする方法も授業でお話します。だから、心配は要りません。必要なのはひたむきさです、愚直な「一生懸命」さです。

【謙虚さ

 謙虚さのない方は、外国語のマスターは困難だと思います。北京語の基礎がある方は沢山入学していますが、授業中に「そんなことは先刻承知」というような考えでいる方で、まともに広東語が使えるようになった人は、今までに一人もいません。そういう人はクラスの中でもトップレベルになることも絶対になく、常に最下位あたりで低迷し、尚且つそのような状況を作り上げた原因が、自分が「謙虚な努力」を怠っていたことにあるということに目を向けないため、結局、途中で挫折してしまいます。今までに例外は一人も現れていません。

 他教室で2年3年の学習経験がある人、留学経験がある人はたくさん入学していますが、その人たちがまともな実力をつけることができるか否かは明暗が分かれます。「私は何年も広東語をやっているんだ。広東語を始めたばかりの駆け出しの人なんかとは違う。それなりのレベルはある」
と思って斜に構え、授業を真剣に聞かない人は、広東語学習経験がない同級生についてゆけず、実力をつけられないまま脱落することになります。

 北京語や広東語の学習経験に限りません。その他のことに就いても、「私はそんな程度のことは」という考えのある方は絶対に伸びないと考えて間違いありません。

 

【留学を遥かに凌ぐ効果】
(「望みうる最高レベルに到達させる」も併せて読んで下さい)

 ウイズダム広東語学院には、広東語の学習のために香港に留学中の人も、何人もの方が発音特訓を受講しに見えています。 

(勿論、発音だけでなく、その先も受講しないと、「美しい広東語」 は身に付きませんが、そのためには留学そのものを中断して帰国し、ウイズダム広東語学院に入学する必要があります。しかし、少なくともこの 「基本的な考え方」 を掲載する前は、なかなかそこまで明確に判断できる人は多くありませんでした。)

 このことからも、留学を凌いでいることは明白ですが、もう少し具体的に見ていきたいと思います。

 
【習得に必要不可欠な条件は決まっている】

 今までに、ウイズダム広東語学院で学習してから、香港に留学した人は何人もいます。留学しても、広東語の能力という点では得る所は何もありませんが、ブラッシュアップには最適ですし、留学は言語能力以外の点では大変素晴らしい経験ですから、留学したいという人には反対は全くしません。留学に必要な条件を整えることができた人は大いに祝福したいと思います。

 でも、一点だけ、

「向こうの授業には、決して何も期待してはいけません。ここの授業で説明しているようなことは一切、絶対に聞けません。そのことだけは忘れないようにしてください」

と言います。 こうして送り出しても、電話やメールで必ず以下のような内容を言ってきます。

「留学先の授業には決して何も期待してはいけないとは言われていましたが、まさかこれほどとは思いませんでした。一体どうやって勉強したらいいんでしょうか、先生、何とかしてください」 

 何とかしてくださいと言われてもどうしようもないのですが、香港や地方から学院に来て発音特訓を受講した方も含めて、香港で(或いは日本でウイズダムに通わずに)どうやって勉強したらいいのかという質問には、いつも心が痛くなります。

 「望みうる最高レベルに到達させる」に述べたように、ウイズダム広東語学院の授業で述べられていることは、「発音」「単語の意味範囲」「文法」「発想法」のどれを取っても、他で聞けるような内容ではなく、片道
2時間以上かけて通ってくる方は何人もいますが、あまりにも遠方や海外の場合は如何ともしがたく、本当に辛くなってしまいます。

 逆に、そのような遠方の方は、発音矯正を受講した後に、

    
本気で広東語を学びたいと思っている。
    
ウイズダム広東語学院に通学可能な範囲に居住している。

という二つの条件を満たしていながら、ウイズダムに通っていない人がいるというのは理解できないという言葉を残して行く人が少なくありません。

 こんなこともありました。当学院で1年半ほど学習した後、香港に留学した人がいました。彼女は、それまでに留学した人たちの華々しい成績を聞き知っていたのですが、自分の実力は到底ウイズダムで勉強していましたとは言えないレベルだと思って、留学先でもそのことは伏せて授業に出席していました。

 ところが、彼女があまりにもきれいな広東語を使うので、留学先の先生の方から「あなた、もしかしてウイズダム広東語学院で広東語を勉強したんじゃないの?」と尋ねられてしまいました。ここまで見抜かれてまで黙っているわけにも行かず、そうですと言ったそうです。

 この話は、尋ねられた本人からも、尋ねた当の先生からも直接聞いたことですから、間違いありません。

 こんな人もいます。学院で1年余り学習した後、香港に留学しました。留学先の授業で彼女が、どう考えても外国人とは思えない広東語を話すので、先生は不思議に思いました。日本人ということで入学手続きがなされているから、香港人ではない。だとすると、この完璧さは一体どういうことなのか。その先生はこういう結論に達しました―「ご主人が香港人なんだ」と。

 実際には、その人のご主人は日本人です。第一、香港人と結婚したからといって、それで美しい広東語が話せるようになるわけではありません。 こんなメールも送られてきたことがあります。

「こちらに来て時間があったので、大学に併設されている広東語コースに入学しましたが、最初から留学でくるのは無理だなと思いました。卒業生を見ても、上級クラスの人を見ても、
最低限のことが通じるか通じないかのレベルです。この程度の実力をつけるのに何百万ものお金をかけることは、私には考えられません

 しっかりとした美しい外国語を身につけるには、必要な条件が決まっています。その条件を満たせば、外国語はマスターできます。条件を満たすことができなければ、しっかりとした美しい外国語を身に付けることはできません。学習する場所とは無関係です。現地に住んでいるかどうかの問題ではないのです。

 ですから、勿論、 「日本でやったほうが実力がつく」 などと言っているのでは決してありません。一般的に言えば、現地に行った方が多少はマシだと言えるでしょう。発音に就いても、単語に就いても、文法に就いても、発想法についても しっかりとした説明が聞けないのであれば、特別努力しなくても毎日広東語のシャワーを浴びていることができる分、現地の方が有利なのは明らかだからです


【現地に住んでいるから上手くなる―のではない】


 香港人を配偶者に持つ方は今までに何人も受講していますが、大抵の場合、その配偶者の人の日本語のレベルより生徒本人の広東語レベルのほうが明らかに高いのです。 配偶書は大抵の場合、その生徒の方がウイズダム広東語学院に入学して広東語の学習を開始するよりも前から日本に住み、日本の会社で、日本語で仕事をしています。更に、殆どのご夫婦は、家でも日本語で話しています。

 片や外国で、僅か週1回、1回2時間の授業を受け、それ以外全て日本語の環境の中で広東語を学習している日本人、

 片や恐らく香港でもある程度日本語を学習し、現地である日本に住み、日本人の配偶者を持ち、家庭でも職場でも日本語を使い、テレビも新聞も日本語という、一般的に考えれば日本語習得の最も理想的な条件の中にいる香港人。

 それでも、日本で広東語をやっている生徒の方のほうが遥かにレベルが高いのです。

 普通は「そんなことは有り得ない」と思うでしょうが、事実です。レベルが高いとは具体的に言うと以下の様になります。

  1、発音がきわめて正確で、誤魔化しがない。
  
  2、
語彙の用法がきわめて正確で、本人が明確に意味範囲を把握して使っている。
  
  3、
文法がきわめて正確で、誤魔化しがない。
  
  4、
発想法がしっかりと広東語のそれになっている。

ということです。

 1、の発音がきわめて正確で、誤魔化しがない―という点ですが、香港人の話す日本語は問題点が山ほどあります(どういう問題点かは、入学してから授業で聞いてください)。それを適当にごまかして過ごしているのです。

 それでも、「広東語はなぜ通じないか」 に述べるように、日本語はかなりいい加減な発音でも通じてしまいます。しっかりと発音の理論を習得しなくても、「なんとなくそれっぽい発音」 でも通じてしまいます。香港に住んでいる日本人の話す広東語の発音レベルも、同じように 「なんとなくそれっぽい」 発音です。でも。通じません。

 ウイズダム広東語学院で学習すると、この点が最初の20時間余りで基本的に解決されます。正確な発音がしっかりと認識されますから。誤魔化す必要など全くないのです。一つ一つの音を明確に自信を持って発音できるようになります。

 2、に就いては、「望みうる最高レベルに到達させる」 に述べるように、日本語と広東語には、外見上全く同じ単語が無数に存在していますが、これらの単語は、その殆ど全てが、日本語と広東語とで大なり小なり意味に違いがあります。

 その部分についてのしっかりとした説明を受けるチャンスがないため、日本語の語彙についての香港人の知識は間違いだらけです。勿論、そのような香港人から、広東語の語彙について、相当する日本語の語彙との意味のずれに関する正確な説明も聞ける筈がありません。

 ウイズダム広東語学院の授業では、この点が大変丁寧に説明されます。一つ一つの単語を明確に自信を持って使えるようになります。

 3、に就いても、日本語を話す香港人の殆どは 「助詞か正しく使えない」 「自動詞と他動詞を正しく使い分けられない」 「広東語の語法をそのまま日本語の中に持ち込む」 等等、問題点は数え切れません。その辺を適当にごまかして過ごしている訳です。

 ウイズダム広東語学院で授業を受け、しっかりと身に付けた人には、このような問題がありません。誤魔化さずに、自信を持って、堂々と使えるようになるのです。

 4、同じ内容を話すのに、広東語と日本語では全く異なる発想のセンテンスを使うことが大変多いのですが、日本語を話す香港人の殆どは、日本語と広東語の発想法の違いについてしっかりとした説明を受けるチャンスがないため、日本語を話すのにも広東語の発想法になっていることが大変多いのです。勿論、そのような香港人から、日本語と広東語の発想法の違いについての正確な説明が聞ける筈がありません。

 当ウイズダム広東語学院の授業では、この点が毎回の授業で度々指摘されますので、これをしっかりと身につけた人には、このような問題がありません。
 

 

【頭が良い人も、あまり良くない人も】


 テレビの深夜放送の通信販売に出てくるアスレチック器具とかサプリメントなどには、効果を謳った文言のそばに「使用者の感想であり、効果には個人差があります」というような文言が必ずあります。

 ウイズダム広東語学院で学習している人に就いても、同じ学習期間で到達するレベルには極端な開きがありますが、それでも、例外なく断言できることはあります。それは、「望みうる最高レベルに到達させる」に記されている自宅学習時間を確保し、「マスターは容易ではない」に述べられている学習態度を持っていさえすれば、ウイズダム広東語学院の授業を受けることによって、

 同じ人が留学した場合と比較して、総合力では数分の一の授業時間で、発音に就いては数十分の一の授業時間で、留学によって到達するレベルを超えることができる。

ということで、これははっきりと断言できます。

 世の中には、42.195キロメートルを2時間少々で走りきる人、100メートルを9.7秒で走る人、肩に900キロのバーベルを背負って、しゃがんで立ち上がれる人もいれば、1キロメートル完走できない人も、100メートル走るのに20秒以上かかる人も、何も背負っていなくても立ち上がれない人もいます。

 頭脳のほうは、筋肉よりももっともっと大きな差があります。頭脳がものすごく良い人もいれば、悪い人もいる。その差は、肉体的な能力の差より遥かに大きいということです。9.7秒と20秒の差みたいな小さな差ではありません。

 ですから、外国語の学習においても、誰にも習わずに、数日間でネイティブだと思われるようになる人もいれば、何回聞いても、何百回聞いても、自分が学習している言語の音を掴むことができない人(外国語を学習している人の大部分はこの範囲に属しています)、頭の良い人が1回の説明を全部聞き終わらないうちに理解できるのに対し、2回3回聞いても、まだ良く分からない人もいます。

 当然、学習成果についても大きな開きが出てきます。頭が良い人はそれほど問題がないとしても頭が悪い人はどうしたらいいのでしょうか

 上に「頭脳のほうは、筋肉よりももっと大きな差があります」と言いましたが、このことからも推測がつくように、脳のほうが筋肉よりもずっと融通が利くのです。

 1キロメートル完走できない人も、適切なトレーニングを続ければ、10キロでも走れるようになりますが、脳のほうはもっと大きな変化を起こさせることも可能なのです。

 ウイズダムの授業では、テキストは必ず暗唱してもらいます。暗唱が簡単にできる人もいますが、中々暗唱できない人もいます。暗唱が中々できないときに、「できません」と言ってしまう人は、当学院には向いていないかもしれません。

 できなければ、できるようになるまで、歯を食いしばって頑張ればいいのです。「できない」といくら言っても、絶対にできるようにはなりません。

 あなたが頭が悪くても構いません。本気で広東語を学習したいのでしたら、入学大歓迎です。頭は変化します。絶対に。でも、自分の今までの限界を打ち破らんとする気概がない人は、頭が悪いまま、「できない」と言い続けて一生を終わるしかありません。


【生徒が自分でできることは教室ではやらない】

「完璧なドリルCDを渡す理由」を併せて読んで下さい)


 ウイズダム広東語学院では、講師の発音する広東語の後について、生徒に何回も広東語の発音をさせる情景は殆ど見られません。

 かなりの代金を支払って出席する権利を得ている授業時間がそんなふうに使われてもいいものかどうか、ちょっと考える必要がありませんか?講師の後について何回も発音して何が身に付くのですか?

 発音が良くなる・・・ですか? 教室で講師の発音の後について言えば、発音が良くなるんですか? だったら、自宅でCD(CDが提供されていればですが)を聞いて、後について発音すればいいでしょう。何で高い授業料を払っている貴重な時間を使って、自宅でやれば済むことをやらなければならないんですか?

 先生が発音を直してくれる・・・ですか? どうやって直してくれるんですか? 模範発音を何回もしてくれるんですか? それであなたの発音は良くなりましたか? 仮に良くなったとしても、それは自宅でCD(CDが提供されていればですが)を聞いて練習すれば済むことじゃないですか? 何で高い授業料を払っている貴重な時間を使って、自宅でやれば済むことをやらなければならないんですか?

 暗記できる・・・ですか? それは自宅でCD(CDが提供されていればですが)を聞けばすむことでしょう。何で高い授業料を払っている貴重な時間を使って、自宅でやれば済むことをやらなければならないんですか?

 こんなことは、どれもこれも自分でCD(CDが提供されていればですが)を聞いて練習すれば済むことです。こんなことに貴重な授業時間を使われてはたまったものではありません。

 ウイズダム広東語学院の授業では、生徒が自分では解決できないことを解決することにエネルギーが注がれています。具体的には、「望みうる最高レベルに到達させる」に記されている4つの要素である

 *発音
 
 *単語の意味範囲
 
 *文法
 
 *発想法


が中心になりますが、これに更に文化的な背景や、香港人の性格、社会学的、文化人類学的な説明、勉強の仕方、努力の意味、時間の作り方、生き方なども加わり、知的興奮に溢れた内容となっています。


【講師がモデル発音を聞かせても、生徒の発音は良くならない】

 講師がモデル発音を聞かせても、生徒の発音は良くなりません。何故良くならないのかといえば、生徒の耳には日本語の発音が聞こえている(広東語の発音は聞こえていない)からです。何故日本語の発音が聞こえてしまうのか、そのメカニズムについて、授業では大変詳しく説明しますから、それを聞けば「あー、それで聞こえなかったのか!」と分かるようになりますが、大雑把なところは田主任講師のHPを読んで下さい。

 広東語の発音が聞こえていないのですから、いくらモデル発音を聞かせても意味がないのです。そんなことで綺麗な発音が身に付くくらいなら、誰も苦労しません。CDを聞けばいいのです。それで十分なはずですよね?

 でも実際には、いくらCDを聞いても、発音は良くなりません。ならば、どうしたら綺麗な発音が身につけられるのでしょうか。その基本的な考え方は田講師のサイトに述べられていますが、具体的には入学なさればよく分かります。

 この方法を用いれば、大人になってからの学習でも、また如何なる言語でも、ナレーターレベルになることは可能です。現に、ウイズダム広東語学院からは今までに何人もそのレベルの人が輩出していますし、田講師は同じ方法で、広東語以外にも、北京語、英語、フランス語、ドイツ語などの発音矯正も行っており、北京留学中の人も何人もプライベートレッスンで発音矯正を受けに来ています

 ウイズダム広東語学院では、生徒の耳に広東語が聞こえるように教授します



【ネイティブは発音を知らない】(日本人講師も勿論)


 ネイティブ講師が、広東語の発音に関してよく言っていることを挙げてみましょう。

1、発音は理屈じゃない。何回も聞いているうちに自然と身に付くものです。

2、
発音や声調に気を取られていると通じませんよ。大体でいいんです。そんなことより、すばやく言うことです。すばやくさらっと言うようにすれば、通じるんです。

3、ネイティブだって発音だの声調だの一々気にしてませんよ。だから外国人が気にしても意味がないですよ。


 全て、全く、何の根拠もありません。

1、
聞くだけで身に付くのなら、誰も苦労はしません。香港に何年間も住んで、ちゃんと広東語の授業も受けている人でも、通じる発音になっている人は殆どいません。

 わざわざ香港から飛行機に乗って日本に一時帰国し、ウイズダム広東語学院で広東語の発音矯正を受ける方が度々ありますが、そういった方は 「香港では何でも英語でかたがつく。だから広東語などやる必要はない」 などといった考え方を持っていない方ばかりです。

 当然、香港でも広東語を一生懸命に学習しています。それらの方が学院に見えて、異口同音に言うのは

「自分の身の回りには、広東語をやっている日本人はたくさんいます。でも、通じるレベルに達している人は殆どいません。自分としては、なんとかきちんと通じる発音を身に付けたいんです」

ということです。

 香港で広東語のシャワーを浴びつづけている人ですら、この状態なのです。このことからも、只聞くだけではどうにもならないというのは明らかなことでしょう。(何故聞くだけではどうにもならないのかに就いては、田講師のサイトの説明を読んで下さい。)

 これほどの自明の理が目の前にあるのに、何故このようなことを言うのでしょうか。


2、「蚊が飛んでいる」と「蛾が飛んでいる」は全く異なる意味です。これを発音をしっかり意識して、ゆっくり言えば通じなくなり、発音などお構いなしに速く言えば通じるようになるなんて、有り得ない話です。それなのに、外国語の発音に関して、何故こんな馬鹿げた 「コツ」 を披瀝するのでしょうか。
 
 これは講師である香港人自身の体験から来た結論です。その香港人は日本語の発音が綺麗にできず、長母音と短母音、清音と濁音、ラ行とダ行、拍と音節等の区別がはっきりできず、文法もガタガタで、助詞の使い方もめちゃくちゃ、自動詞と他動詞の使い分けも出鱈目なのです。

 その人がゆっくりと、単語と単語とを切れ切れに発音すると、「地図」なのか「チーズ」なのか、 「可愛い」なのか「河合」なのか、 「美容院」なのか「病院」なのか、 「焼香」なのか「証拠」なのか「初稿」なのか、 「故障」なのか「交渉」なのか「高所」なのか、 「通り雨」なのか「取りやめ」なのか、 「サーカス」なのか「探す」なのか、 「通り」なのか「道理」なのか、 「囮(おとり)」なのか「踊り」なのか「お通り」なのか「お堂に」なのか、 「花」なのか「鼻」なのか「腹」なのか、 「栗」なのか「国」なのか、 「無理」なのか「無二」なのか、 「ラット」なのか「ナット」なのか「納豆」なのか、 「ラリってる」なのか「何言ってる」なのか、 「針」なのか「ハニー」なのか、「羽根」なのか「晴れ」なのか、聞いている方では分かりません。でも、これらの例は、それなりの状況で、センテンスの中で発音すれば、相手の日本人は適切に推測してくれる可能性が高いのです。

 その結果、その香港人は 「単語一つ一つを話しても通じないが、センテンス全体をさっさと言ってしまえば通じるのだ」 と、「外国語を話すときの秘訣」 を掴んだのです。 (この「秘訣」は、広東語の場合は通用しません。詳細は「広東語は何故通じないのか」を読んで下さい。)

 馬鹿げています。

 「地図」と「チーズ」、  「可愛い」と「河合」、 「美容院」と「病院」、 「焼香」と「証拠」と「初稿」、 「故障」と「交渉」と「高所」、「通り雨」と「取りやめ」、 「サーカス」と「探す」、 「通り」と「道理」、 「囮(おとり)」と「踊り」と「お通り」と「お堂に」、 「花」と「鼻」と「腹」、 「栗」と「国」、 「無理」と「無二」、 「ラット」と「ナット」と「納豆」、 「ラリってる」と「何言ってる」、 「針」と「ハニー」、「羽根」と「晴れ」 を発音し分けられないで、勢いで通じさせるなんて、単にその香港人がまともに日本語を発音できないだけのことです。

 インターネットで香港のラジオ放送を聞いていたら、日本語講座の番組が聞こえてきました。男性日本語講師(香港人、ほぼ間違いなく大学の先生)が女性アナウンサー相手に日本語を教える形で番組が進みます。「可愛い」という単語を講師が発音し、アナウンサーがそれを真似て繰り返していました。

講師:カワイ!(「かわいい」と言うべき所だが、香港人はこの長母音が出せない)、はい、言ってみてください!
アナ:カワイ!
講師:そうです! それでいいんです! はい、もう一回!カワイ!
アナ:カワイ! ああ、そういえば うちの局に 「河合」 っていう日本人がいますが、同じ発音ですか?
講師:その通り! 全く同じ発音です。

え〜〜〜っ????? 日本語を教える番組で講師をするほどのレベルの人でさえ、こんなものです。


3、ネイティブが広東語を話すとき、発音や声調を気にしないのはあたりまえの話です。日本人が日本語を話すのに、「ア」 という音をどう出すのか気にするはずがありません。香港人だって同じ事です。もっとはっきり言えば、その香港人講師は、広東語の発音や声調が具体的にどうなっているかなんて、知らないんです。

 母語を話すときは それが当然なんです。発音だけに限りません、単語の意味範囲にしても、文法にしても、発想法にしても、一々意識なんかしません。

 でも、外国語の学習に当たっては、そんなことは言っていられません。ネイティブが意識しないから 外国人も意識する必要がないというなら、外国語の学習など全く成立しません。 こんな単純なことも分からないのであれば、日本人に広東語を教える資格などありません。


 以上のように、冒頭に挙げた3つの考え方は完全に間違っています。そんな考え方を香港人講師が本気で信じているとは思えませんよね。そうです、本気でそんなことを信じているのではありません。

単に広東語の発音というものがどういうものなのか 知らないだけです。

それをどうやったら日本人に習得させることができるのか 知らないだけです。

日本人の発音は ずれていますが、その間違った音がどのようにして出ているのか、どこをどう変えれば正しい発音になるのか 知らない、もしくは 分からないだけです。


 「広東語は何故通じないのか」 に明記されているように、広東語は正しい発音と正しい声調で話さなければ通じません。第一、相手の推測に頼ってどうにか通じたとしても、それで寂しいとは思いませんか? ウイズダム広東語学院では、会話の 「場」 や 「前後関係」 なしで、単語一つだけを言っても通じるレベルの発音が身に付きます
 

【ネイティブは単語の意味を知らない】(日本人講師も勿論)


 別に香港人に限ったことではありません。日本人も、日本語を使って生活していながら、日本語の単語の意味を余り分かっていないことが良くあります。ごく当たり前のことです。 香港人が、自分で日常使用している単語の意味を知らなくても、何もいぶかるには値しません。

 当然のことながら、それらの単語について適切な説明をすることも不可能です。日常生活は、日本人であれ香港人であれ、それで成立するのですから、何の問題もありません。でも、これでは「教える」という行為は成立しません。

 日本語であれば、森田良行氏の著作など、日本語の基礎語彙について詳しくその意味を考察したものがありますから、日本人が外国人に日本語を教える場合は 何とかしようと思えば、まだ何とかなります。でも、広東語の場合はそうはいきません。

 更には、日本語と広東語の違いの説明も極めて重要です。 日本語と広東語には、漢字で書くと全く同じという単語が殆ど無数に存在します。それらの単語は、全て中国語から日本語に輸入されたものだと思っている方が多いと思いますが、その逆に日本語から中国語に輸入されたものも少なくありません。中国語から日本語に入った語彙は言うに及ばず、日本語から中国語に入ったものでも、その意味用法は殆ど必ず異なっています。ところが、その違いを知ることは至難の技なのです。

 よくクイズなどに出てくる「手紙」は中国語では「トイレットペーパー」の意味だとか、「汽車」は中国語では「自動車」の意味だとか、このような例は一見ギョッとしますし、習得が難しいように見えるかもしれませんが、実際にはそうではなく、意味が全く異なるからこそ、習得は楽なのです。

 でも、このような例はそれ程多くありません。大部分の単語は、意味が全く異なっているわけでもなく、使用される状況も似通っているため、日本語が堪能な香港人も、広東語が堪能な日本人も、この違いに気がつきません このような状況は無数に発生しているはずです。

 でも、ウイズダム広東語学院で学習していれば、この点も心配ありません。「クチコミで広がらない教室」にも述べられているように、第1課の
10数個の単語の説明だけでも6時間も掛けています。

 このような単語の説明は、ウイズダム広東語学院での学習の全期間に渡って継続されます。1万個以上の単語について、どこを調べても出ていないような説明が、数百ページの本何冊分にも匹敵するボリュームの説明が聞けるのです。

 習得できる単語の数などという相対的な問題ではありません(勿論、ウイズダム広東語学院での3年7ヶ月の学習によって身につく語彙数は、2年間の留学によって身につく語彙数より遥かに多いので、単純な数の比較でも、遥かに上になりますが)。本質が掴めるかどうかの問題です。

 これも、本気で広東語を学びたいと思っている人にとっては、800万円のお金を掛けて2年間留学しても決して手に入れることのできない宝物なのです。



【楽しい授業】


 ウイズダム広東語学院の授業はとても楽しい授業です。でも、楽しいといっても、香港芸能界のゴシップ話のような意味のない雑談に花が咲いて楽しくなるのではありません。高い授業料がかかっているんです。

 楽しいのは、知的興奮が得られるからです。毎回新しい発見があるからです。

*何故このセンテンスはこの語順になるのか。
*暗唱は何故必要なのか
*外国語の発音は何故訛るのか
*外国語は何故間違えるのか
*それを克服する方法はあるのか
*広東語のこの単語は日本語の同じ単語とどのように異なっているのか
*日本語の「アイ」と広東語の「矮」は、音程以外の違いはあるのか
*広東語と英語とドイツ語とフランス語の「L」の発音は同じか
*日本語の「ベイ」と広東語の「避」は、音程以外の違いはあるのか
*香港人は何故日本語の長母音が言えないのか
*フランス人は何故日本語の長母音が言えないのか
*広東語のこのセンテンスと日本語のこのセンテンスの構造はどう異なっているのか
*香港人は何故クーラーが好きなのか
*香港の女性は強いか
*広東語の「主人」と日本語の「主人」は同じ意味か
*どうしたら頑張れるか
*天才になる方法
*ここに何故「係」が必要なのか
*この字は3声だが、実際には2声よりもっと上に上がる。何故か
*ここで、この単語がどうして前に来ているのか
*支那について
*イギリス人には何故蔑称がないのか

 このまま列挙し続けても、いつまで経っても終わりません。それに、ここでは公開できない秘密の内容も山ほどあります。

 当ウイズダム広東語学院の授業ではお茶が出ますが、クラスによっては2時間の授業中、全くお茶に手がつかないクラスもあります。余りにも濃い内容に、一瞬も気が抜けないため、お茶のカップに手を伸ばす暇がないのです。

 また、多くのクラスでは、誰かがお菓子を持ってきて、みんなでお菓子を食べながらの授業になることが度々あり、みんな和気藹々と楽しく2時間を過ごしています。上記の「お茶に手が伸びないクラス」でも、教室に笑いは絶えません。

 

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toiawase@wisd.co.jp

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