在校・卒業生の声

 以下に挙げる文章は当ウイズダム広東語学院の授業を見学(現在は見学は受け付けていません)された方、在校生、卒業生の皆様から、当ウイズダム広東語学院或いは主任講師の田先生宛に寄せられた声です。可能な限り原文のまま引用しますが、インターネットの性質上、プライバシーに関わる部分や、文面から個人の特定が可能な部分は変更を加えてあります。

 また、当ウイズダム広東語学院に入学される方は、大半が他の教室での半年から数年にわたる学習経験をお持ちの方で、文面には当然それらの教室の欠点などが述べられていることが少なくありませんが、この点も、インターネットの特性上、その教室を特定しうる記述については変更してあります。

 これらの変更は止むを得ないものとしてご了解ください.

学院で1年半ほど学習してから、ご主人の駐在で香港に住み、中文大学に入学した方からの文章 読んでみる
十数年前に学院で受講し、その後香港に移住して、一家で香港に住んでいる方の手記。 読んでみる
地方から発音特訓を受けに来られ、広東語の発音を掴み、留学が必要ないことに気づいた方の手記。 読んでみる
他校で半年学習し、沢山の疑問を抱えて学院に入学し、それまでのモヤモヤが晴れて、長足の進歩を遂げている方から見学後に送られてきたメール。 読んでみる
ウイズダム広東語学院で広東語を習得後香港で就職し、現在香港で活躍している、淑やかさと、パワーと、真摯さを兼ね備えた方の手記。 読んでみる
他校で2年間学習し、多くの疑問を抱えて他校に在学中に見学に見えてから、見学後に送られてきたメール。 読んでみる
他校で個人教授で学習していた方が、ウイズダム広東語学院に入学されて半年経過した頃に、田先生当てに送ってこられたメール。 読んでみる
広東語学習のために香港に留学中の方が、一時帰国して学院の発音特訓を受けられ、終了後香港に戻られてから送られてきたメール。 読んでみる
香港在住で、広東語教室にも通っている方が、いつまで経っても発音が通じないため、ご夫婦で一時帰国して学院の発音特訓を受けられ、香港に帰られてから送られてきたメール。 読んでみる
学院である程度広東語を学習したあと、香港に移住して会社を経営している方から送られてきた文章 読んでみる

下の文は学院である程度広東語を学習したあと、香港に移住して会社を経営している方から送られてきた文章です

このサイトをご覧の皆さんのほとんどは、ウイズダム広東語学院=エリート集団というイメージを持っている方が大部分で、「自分なんか到底、、、」としり込みされる方も少なくないと思います。

このページに文章を書かれている方々は皆さん優秀な方ばかりで、田先生が超本気モードの人を世界中から集めたいと思っておられるのも確かではあります。その学院のサイトに、落ちこぼれの私が文章を書いても、学院のイメージダウンにしかならないかとも思います。

しかしながらこの恐ろしい文章で埋め尽くされたサイトを見て入学してくる人ばかりの学院でも、猛烈なモチベーションを持って驚異的な成果を上げる人もいれば、そうでない人もいるというのも事実なのです。

まだ学院に入学していない方たちに学院の全体像を知ってもらうという意味から考えれば、その全体像を構成している一部として、私のようなケースもあるということを知ってもらうということも、それなりの意味があると思い、寄稿することにしました。

私の文章を読んで、反面教師として捉えてくださってもかまいませんし、「半端じゃない」ことで知れ渡っているウイズダム広東語学院といっても、お気楽な存在が許されないわけではないんだという実例として受け取ってくださっても構いません。

それでは本文に入ります。

香港へ移住してあっという間に4半期が過ぎました。現在はこちらの拠点の立ち上げで必死の状態が続いています。

数年前広東語を習おうと思ったのは極軽い気持ちでした。周星馳や、Infernal Affairsを見て言葉の音に惹かれたからです。また、香港で起業したことでなんとなく広東語もわかっていた方がいいかな、、、程度の動機でした。

人にはそれぞれ言葉を習う動機があると思います。私の場合、一番の動機は「ビジネスで関わっているから」ではありましたが、仕事では全く広東語を使う機会がなく、仕事も生活も英語で事が済んでしまいます。

逃げ道があるというのも、「動機としてはあまり強くない」という心理的な言い訳になってしまい、クラスでは常に落ちこぼれで、2年通いましたが常に低空飛行でした。

言葉というのは、継続的で地味な暗記作業に尽きるということは他の言葉を今までに学んで来て、理解はしているつもりでしたが、それが足りず、ダメダメなままで移住となってしまい、改めて、今まで週に一度通うことの出来る、手に届くところにあった環境を振り返ると、反省やら後悔やらが湧いてきます。

こうして香港に移住しても、ウイズダム広東語学院で受けていたような授業を受けることができる可能性は全くありません。また、しっかりとした実力を付ける方途が全くないということを切実に実感している今だからこそ、はっきりと断言できます。ウイズダム広東語学院は、本当に稀有で特別な、それでいて門戸が開らかれている

The one and only place to study

です。

だからこそ、ウイズダム広東語語学院に通うことができる条件がありながら、それでもウイズダム広東語学院に通わない人がいるということは非常にもったいないと思われます。

先生は授業でも、またサイトでも、香港へ留学したり、住んだり、現地で学校に通うことよりも、ここ(学院)で学ぶ方が遥かに効率よく、正しい広東語が手に入ると仰っていましたが、全くその通りで、こちらに住んだところで、自動的に話せるようになるという要素は微塵もないことを改めて実感しています。

確かに、住むことによって広東語に接する機会は常にありますが、その受け皿としての語彙力、文法の理解力、発音する力がなければ、吸収のしようがありません。とても残念です。

ある程度の所まで来ていれば、この環境を生かすことも出来るのですが、私の場合、新しく入ってきた知識を蓄えられるような器を自力で作る所まで行けず、ほとんど流れて行ってしまいます。

現在、一番の学びの場所は、ローカルの赤バスです。大声で伝えなければ、行きたいところに行けない、降りられないので、耳を澄まして、他の人の表現を真似して、「バス停お願いします!」とか、「どこどこでおります!」と伝える緊張感が楽しい。あの緊張感の下の学びはさすがに吸収せざるを得ません。

大声で叫ぶと最初の頃は外人だとバレて、降りるときに顔を見られましたが、最近は大丈夫です。

何食わぬ顔して降りられるようになってきました。しかし、自分の家まで帰るのに乗ったタクシーで行き先を3度聞き返されるとさすがにへこみますね。とは言っても、聞いてみると相手の言葉が訛っているんだな、ということもしばしばです。

ああ、後悔する時にはすでに遅しです。

言語を空気のように習得できる年齢の子供であれば香港にいるだけで言葉の習得もあり得るのかもしれません。しかし、既に日本語を使って久しく生きており、意識していない日本語の癖や枷が多くあります。

それがどれ程強烈に私の無意識の言語環境を支配しているか、そして自分がこれ程までに徹底的に支配されているのだということ、これは学院の授業に参加して初めて知ることができる驚愕の事実でした。

外国語の学習プロセスは、その母語(私の場合は日本語)の支配から脱却するプロセスに他なりません。そう言ってしまえば簡単ですが、具体的にどの部分にどのような支配が及んでいるのかは、自分では知りようがありません。

その日本語の発音環境や思考の枠の外に一旦出るという作業は、ウイズダム広東語学院の環境でしか為し得ないと言わざるを得ません。

落ちこぼれ低空飛行の私が、極めて限定的な言葉や表現を使うと、必ず機関銃のように話しかけられてしまいます。とても残念!その後が続かない!

学院での学習はダメだしの連続です。しかし先生は父性の厳しさで発音の違いを説明し、納得させ、理論から正しい発音まで導き、母性の忍耐力で同じことを繰り返し繰り返し指摘してくれ、美しい広東語にまで必ず到達させてくれます。

動機の十分に高い人であれば学院以外、現地などに行く必要はないと思います。

動機の低い人は学校に行く前にその動機を高める作業、もしくは、高めざるを得ない方向に持っていく必要があると思います。

しかしそこさえ押さえていれば、行先はウイズダム広東語学院しかありません。

私は後者でダメダメ生徒でしたが、発音だけは繰り返しビシバシ鍛えられたからでしょう、割と良いようです。それなのにしゃべれないの?なんて顔をされます。

あとはその中に入れるソフトや、データを放り込めばいいだけなのですが、、、現在は生きていくことが最優先で、その精神的、時間的余裕が作れずにいます。

でも何とかしたい、近いうちに復活します。

その時はよろしくお願いします。


下の文は、当ウイズダム広東語学院で1年少々広東語を学習した時点で結婚して香港に渡り、2年が経過した頃に送られてきた文章です。彼女の広東語は完全にナレーターになれるレベルで、大変美しい広東語です。

ネイティブだと思われています

 1年と少しウイズダムで広東語を学習したところで、縁あって香港駐在中の男性と知り合って、すぐに学院を辞めて香港に渡り、結婚しました。学院を辞めてしまうことについては、デン先生はとても残念がっていましたが、こればかりはどうしようもありませんよね。

 香港に来てからというもの、昼間は結構暇でしたから、大学の広東語コースに入学してみました。「香港の語学学校は無駄」というデン先生の言葉に賛同していたものの、ずっと家にいるよりは、と思って通うことにしたのです。

その後時々こちらでの出来事などをデン先生にメールしたりしていたのですが、内容がなかなか興味深いから、学院のサイトに掲載したいんだけれど、バラバラのメールでは掲載のしようが無いので、一つの文章に纏めてみないかというお話がデン先生からありました。

 私の文章が皆さんの参考になるのかどうかよく分かりませんが、一応文を打ってみました。興味を持って読んでくださる方がいらっしゃればうれしいなと思います。 

 私の広東語歴ですが、ウイズダムに入学したのがその始まりで、それまでは全くかじったこともありませんでした。デン先生の教え方の素晴らしさという点については、他の方の文章に沢山述べられていますし、少なくとも香港に来るまでは他の教室を経験したことが無い私としては、デン先生の授業が非常に特殊だということは特に感じませんでした。(自分が受けた授業、それによって身に付けた能力がいかに特別なものだったのかは、香港に来てから痛感することになりますが)。

 ですから、ここではその点については他の方の文章に譲りますが、私の入ったうウイズダムのクラスには既にこのページに文章が出ている国広栄子さんもいらっしゃいました。

早いもので、香港に来てから2年が経ちました。

デン先生に鍛えられたから大丈夫とは思っていたものの、やはり自分の広東語がどの程度のものなのかとドキドキしながら香港の学校へ通い始めました。ほどなく先生に呼ばれて「あなたの発音は日本人独特のクセがなくて、香港人のようだけど、ご主人は香港人?それともこっちに来て長いの?」と聞かれたときに、やっぱりデン先生の所で勉強して良かったと改めて思いました。

とにかく発音に関しては、先生も生徒も含むいろいろな人から「一体どこで勉強したの?」と聞かれることが多く、日本で勉強したというと大抵の人が驚きます。

日本で広東語を教えた経験のある香港人の先生には「自分が日本で教えていた頃は、日本人独特の発音は仕方がないと思っていた。でもあなたの発音を聞いて、日本にいてもそれほどの発音ができるようになるのなら、自分の教え方を反省しなければならない」と言われたこともあります。

この大学の広東語コースにはいろいろな人種がいます。一緒に勉強していると、その国独特のクセが抜けず(どの言語を習う場合でもそうでしょうが)、非常に聞きにくい広東語を話す人が日本人も含め多数です。

彼らの広東語は学校の中では通じても、一歩外へ出ると全く通じません。

レストランでの注文さえままならないのですが、学校の先生はデン先生のように一人ひとりの悪い点を矯正するということはしてくれません。

授業のノルマがあるため、ある程度注意してなおらなければそのまま先へ進んでいくしかないのです。スペイン語を母国語とする男性に、「自分の発音がおかしいということは知っている。でも誰も直してはくれない。だから学校とは別に先生をつけようと思っている。誰か良い先生はいないか」と相談をされたこともあります。正直、彼の広東語は普通の香港人が聞いたらわからないだろうというほどだったので、本当にこのとき、デン先生に香港に来て戴きたいと思ったものです。

もちろん、香港の大学の広東語コースは広東語で授業を行うため、リスニング力や文法などの力は懸命に勉強すればつくと思いますし、私が香港人を前にしても気負わず広東語を話せるようになったのは、学校に通ったおかげだと思っています。

ウイズダム広東語学院も、上級、特にプライベートレッスンでは、広東語で授業をしているそうですから、この点の問題もクリヤーできるということだと思いますが、私はそのレベルまで在籍しませんでした。

よく行くマッサージ屋でこんなことがありました。

「今日お墓参り行った?」「行ってない。日本と時期が違うから」「は?」「だからお墓参りの時期が日本と香港とでは違うの」「ってことは、あんた日本人だったの?」

「ネイティブに褒められたら自殺しろ」とはよくデン先生がおっしゃっていましたが、たしかに学校以外では褒められたことがないかもしれません。みんなただ普通に会話するだけなので。

 本当を言うと、香港に来てすぐに、自分の広東語に自信を喪失して、外にも出られなかった時期があるんです。理由は、香港に着いてすぐに、旦那から「お前の広東語の発音はおかしいよ。俺の香港人の友達の発音とはぜんぜん違う」と言われたからなのですが、後でデン先生から「それは貴女の発音が悪いのではなくて、ご主人の友人の人たちの広東語の発音が崩れているだけだ。貴女の発音は綺麗を通り越して「艶っぽい」レベルなんだから、100%の自信を持って、どんどん使いなさい。自分の発音と香港人の発音とが違っているように感じたら、それは香港人の発音のほうが悪いんだと思って間違いないから」と言われて、自信が取り戻せました。

 デン先生はよく「ネイティブより美しい広東語を習得させる」ということをおっしゃっていますが、このことだったんですね。正直を言いますと、私は当初は「ネイティブの広東語が最も美しいのであって、ネイティブの話す広東語こそが基準なのだから、「ネイティブの広東語より美しい広東語」というのは、ことばとして意味が成立しないのではないか」と、内心疑問に思っていたのですが、先生のご指導のおかげで自分自身がその「ネイティブより美しい広東語」の世界が垣間見られる状態に近づいてきたという実感を持てるようになった今は、先生のおっしゃっている「ネイティブの広東語より美しい広東語」ということが只の絵空事ではない、現実に実現可能な境地だということが実感として理解できるようになりました。

とにもかくにも、香港人に間違われるまで、私の発音を矯正し、鍛えてくださったデン先生には感謝しております。今、北京語も勉強したいと考えているのですが、おかしな話、こちらでは勉強する気にならず、日本に戻った際にデン先生から発音を教えていただきたいと考えています。現地にいるのに、わざわざ日本で勉強したいと思わせる、ウィズダム広東語学院とは、そういう学校なのだと思います。

このことをデン先生に伺ったところ、「学院でしっかり広東語を学習していれば、北京留学などを含めた通常の方法では日本人には習得不可能な非常に多くの表現、単語の用法、発想法について徹底的に分かりやする説明して、トレーニングを積むため、HSK(学院注:北京語のレベルを認定するために中国が世界中で実施しているレベルテストで、英語のTOEICに相当する試験)の11級(最高レベル)に合格している人でも、学院の広東語の授業を受けていると、それまで意味が掴めなかった言い回し、意味を誤解していた単語の用法などが根本的な意味から分かるようになるから、北京語の勉強を続けていなくても、北京語のレベルは自動的に上がってゆく。動詞の後ろにつく「了」と文末につく「了」との使い分けなど、HSK11級の人でも殆ど全く分からない状態だが、学院で広東語をやればこんなことは何の問題にもならない。

学院で広東語をやるということは、文章語までしっかりとやるということで、これをやっていれば、中国人の書いた文章の添削ができるレベルにも達することができ、そのレベルまでやってから学院で北京語の発音さえやれば、それで北京語も広東語も出来上がりなので、別途にどこかの教室に通ったり北京に留学して北京語をやる必要は全くないんだ。別途に北京語をやるのは時間の無駄」というお話をしてくださいました。

正直な話、もし結婚して香港に来てしまうということがなければ、今頃はウイズダムで広東語のレベルを上げ、北京語のレベルもHSK11級に達していたのではないかと思うと、ちょっともったいなかったなという気持ちにもなります。

皆さんは是非、ウイズダムで頑張って学習し、北京語も同時に手に入れていただきたいと思います。

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下の文は、当ウイズダム広東語学院で広東語を習得後香港に留学し、留学先を卒業後、香港に在住していらっしゃる方の文章です。ご家族で香港に住み、香港生活をエンジョイし、お子さんはバイリンガルに育てていらっしゃいます。

男性・社会人(香港在住)
 
 まだインターネットのイの字もなかった頃、ウイズダムの教室で田先生の教えを受けた日々が、今でも昨日のことのようにありありと思い出されます。2000年末に田先生が広東語のHPを開設されたことを知ったときには、あの講義が無料で受けられるなんて、ちょっと納得いかないなーなんて思ったものです。

 でも、先生がHPで仰っているように、インターネットのサイトで発音を習うことは不可能ですし、その他の説明にしても、もし文字にするとすれば少なくとも数万枚にはなるわけですから、納得行くも行かないもありませんよね。
 
 実際、発音についても考えてみても、あの授業がインターネットで再現できるはずもありませんね。先生は先ず私たちに日本語の発音について詳しく説明してくださいました。何回も日本語の母音などを発音したのを覚えています。発音しながら,これが一体広東語の発音勉強に何の役に立つのかなんて疑問に思うひまもないほど、迫力と興奮に満ちていました。

 生徒に日本語の発音について理解させたあと、広東語の発音がその日本語の発音とどのように違うのかを,とても明快に説明してくださいました。そしてその後、先生は一回もモデル発音をせずに、私たちに発音させました。本当に1回も手本を示さずにその発音が出来るのか?

 ところが何か魔法にでもかかったかのように、最初の1回目から、ほぼ正確な発音が私の口から出てくるのです。そしてその先の、発音の微調整のときにも、先生は極力モデル発音を我慢し、「説明」によって生徒を正しい発音へと導くよう努力されていました。

 でも、先生の授業の物凄さは、この説明の凄さだけではありません。それだけでは今の私の広東語も、ここまでのレベルになっていなかったのではないかと思います(大したレベルではありませんが、それは私の努力不足に過ぎません)。先生のもう一つの物凄さがあったからこそ、私のような勘の悪い人間にもまともな発音がマスターできたのだと思います。
 
 もう一つの物凄さと言うのは、発音を聞き取り、分析する能力の物凄さです。今でも忘れられないのは、5〜6人の生徒が同時に発音しても、先生はそのうちの誰の発音がどのように間違っていたかを、正確に指摘なさることです。先生が説明なさっているときに、生徒が声を出さずに呟くように言った発音でも、「あっ、今の**さんの発音は、舌が上顎に付いていませんでしたよ。必ず付けて下さいね」等と指摘されるのです。もう人間離れした神業としか思えません。

 先生のきちんとした、周到な説明を聞いて、そのとおりに発音しているつもりでも、、私のように語学の才能のない人間は一発では完全な発音になりません。そのときに、先生は私の発音を注意深く聞き、私の舌の位置が、或いは舌の形が、声帯が振動し始めるタイミングが、どのようになっているから発音が狂ってしまうのだということを、正確に、わかりやすく指摘、説明してくださいました。

 発音している本人ですらわからない、他人の口の中のことが、なぜ先生にはお分かりになるのか、今でも不思議です。

 神業で思い出したことがあります。先生は当時かなりの近眼で、美人が歩いていても分からないと仰っていましたが、先生は授業中、ご自分で説明しながら、急に「あっ、**さん、そうじゃなくて、ここではこの字を使うんです」と、数人いる生徒の書いているノートの書き間違いを指摘なさることが度々ありました。生徒が驚いて「先生、そこからノートの字が見えるんですか?」と聞くと、先生は笑いながら「見えるわけないですよ」と仰っていました。

 まだあります。以前習ったことを生徒が忘れていると、先生は「**さんは、教科書の第**課の左側のページの上の方にメモしていましたよ」と、書いた本人すら覚えていないことを、事も無げに指摘なさることも、何回か目にしました。

 単語の意味用法にも多くの時間を割いて説明してくださいました。でも、今だから白状してしまいますが、私はウイズダムで初めて広東語を習ったため、上に述べたようなことがどれほど特別なことなのか、発音や単語を理論的に説明していただくことがどれ程有り難いことなのか、その当時はまだ実感していませんでした。

 私が香港留学を考え、先生にご相談したところ、先生は大賛成してくださり、香港での生活で気をつけるべきこと(当時は香港に就いての情報も余り手に入りませんでしたので)、香港での勉強の仕方等、わざわざ授業とは別に時間を割いて話してくださいましたが、そのとき先生が何度も仰っていたのは「香港の学校での授業には、決して何も期待してはいけない。何かを期待していけば必ず落胆します。この教室で説明しているようなことは、香港で聞けるとは思はないで下さい」ということです。

 私はこの点をよく納得して香港に行ったつもりでしたが、結果的には余りの落胆に、国際電話で先生に泣きを入れたのも1度や2度ならず、日本に戻る機会があると必ず先生のところにご相談に伺いました。

 香港では安全を考えて、入門クラスから入りました。同級生の日本人はは広東語が初めての人は全くおらず、日本で広東語を習ったことの有る人ばかりでしたが、授業が始まってみて、私は初めて自分がウイズダムで受けた教育の有り難さが分かると同時に、同級生が可哀相になりました。

 なぜかと言えば、彼らは発音も声調も完全に狂っているのですが、彼らがそのことに気付くチャンスも修正されるチャンスも、彼らが今後何年香港に住もうと、絶対にないと思われるからです。彼らの発音や声調が狂っていることは香港人の先生にも分かります。ですから、矯正しようとして何回か模範発音をして聞かせるのですが、全く改善されないので、諦めてOKを出してしまうのです。生徒は本当にそれでOKなのだと思い込んでいます。

 ウイズダムで取り立てて苦労もなく発音を習得した私は、それが当たり前だと思っていましたが、香港に留学して初めて、それが「当たり前」のことではなかったのだと気付いたのです。お恥ずかしい話です。


 先日お電話したところ、ウイズダムのサイトに卒業生の声を掲載する予定があることを知り、不出来な生徒ではありましたが、私の一文も載せていただいて、まだウイズダムでの学習をご存知ない方にその一端を知っていただきたいと思いました。ウイズダムの授業をご存知ない方には、大袈裟だとか、べんちゃらだとか思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、上に書いたことは全て事実であり、実感です。正直に申し上げて、広東語を身につけたい方が田先生の授業を経験しないのは(ということは、これほど素晴らしい授業があるということを知らないのは)本当に不幸なことだと思います。

 田先生のサイトを拝見すると、先生の理論も、私がウイズダムで広東語を勉強していた頃より更に一段と発展しているようにお見受けします。機会があったら、また先生の授業を受けられたらいいなあ、と夢見ています。

 最後に、私が田先生から薫陶を受けたことのうち、広東語は、本当を言えばごく一部に過ぎません。日本に帰ると、空港から先生のところに直行する方もいらっしゃると聞いていますが、不思議ではありません。私も人生の師だと思っています。

 私の駄文を最後までお読み下さった皆様に感謝いたします。有難うございました。

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下の文は、新幹線に乗って発音特訓を受けに来られた方の文章です。
とてもパワーのある方ですが、広東語は留学しなければ習得できないと思い込んでおられました。これは広東語教室などで学習かなりの期間にわたって学習した上での結論でした。
さあ、その方が当ウイズダム広東語学院の発音特訓を受けられた結果は・・・
男性・会社員

 私は今までに数年の広東語学習歴があります。元々香港は好きでしたが、仕事上の必要から広東語の学習を始めました。学歴のない私は、会社の中で重要な仕事を任せてもらえず、また英語が堪能な人は私の会社にたくさんいて、多少の英語能力では武器になりません。香港支社が重要な位置にあるため、何とかしてこれを突破口にしたいのです。

 エリートコースにいない自分は、会社がお金を掛けてくれる可能性はありません。今までに、香港からの留学生に習ったり、広東語教室に通ったりしましたが、思うような成果が上がらず、悶々としていました。そして、「やはり広東語をマスターするには香港に留学するしかない」と思っていました。でも既に結婚して、幼い子供のいる身では留学するなどは夢のまた夢でした。

 留学するしかないが、現実には留学は不可能、そんな思いで出口のないトンネルの中をうろうろしていたとき、田先生のサイトに回り逢ったのです。頭をガーンとハンマーで殴られたようなショックを受けました。

 自分は今まで逃げ口上を作って、現実から逃げていたに過ぎないのだ。留学できなくても広東語はマスターできる。田先生のサイトを知ってから、私はこの大事な点に気付き、毎日貪るように先生の文を読みました。

 読めば読むほど、このサイトを作った田先生に直接教えを請いたいものだという思いが募ってきました。でもその頃はまだウイズダム広東語学院のサイトは開設されていなかったため、田先生がご本業の他に広東語を教えていらっしゃるということもよく知らず、教えてくださいなどと言い出していいものかと悩みましたが、思い切ってメールをお送りし、お願いしたのです。

 勿論、新幹線を使って毎週通うだけの財力はありません(体力には自信がありますが)から、発音だけを教えていただくことにし、しかも、ホテルに宿泊する余裕がないので、1日で発音の基礎を全て教えていただくという我侭なお願いをしました。

 田先生からは、現在の私の発音のレベルが分からないので、ごく短時間で済むか1日では済まないかは何とも言えないというメールを頂きました。

 私は広東語を始めて数年になりますし、その間大金をつぎ込んできましたから、まさか発音自体が全然駄目だろうとは思いもよらず、「それ程時間はかからないと思います」とメールしました。これがとんでもない思い違いで、先生にもご迷惑をお掛けすることになろうとは、その時点では想像もしていませんでした。

 早朝の新幹線に乗り、午前中にウイズダムに到着。雑談を交わす間もなく、すぐに以前使っていたテキストを読んで、先生に発音を聞いていただきました。

 すると先生は、私の発音に就いては何も仰らず、「ホテルは駄目なんですよね。今日中にお宅に帰るには何時の新幹線に乗ればいいんですか?」と、切羽詰った表情で仰いました。私の発音が、私が思っていたほどのレベルではなく、1日で発音の学習を終えるのが無理な状態なのだと言うことは、鈍感な私にもすぐにわかりました。

 元々は、昼休みは2時間ほど取って、その間に近くの食堂にでも行って昼食を取る予定だったのですが、田先生が、そんなことをしていては到底間に合わないと仰って、出前を手配してくださいました。出前が到着してからも、先生は殆ど料理に手をつけません。料理を口に入れれば、飲み込むまでは説明をストップしなければならないが、到底その時間はないとのこと。

 実際の発音の説明が始まると、それは驚きの連続、発見の連続でした。

 日本語の音韻現象の説明に多くの時間が割かれました。そしてモデル発音は殆どありません。これが一体どんなことなのかは、体験したことのない方には想像も理解も出来ないかもしれませんが、日本語の影響から離れて、正しい外国語を使えるようになるためには不可欠のことなのだということが、田先生の授業を受けるとよく分かります。

 僅か数時間の授業でしたが、それがどれほどの意味を持ち、どれほど充実しているか、それは私が通っていた普通の教室の授業の10倍とか20倍とかの問題ではありません。普通の教室の授業の10倍の内容なら、普通の教室でも10倍の時間を掛ければ同じ内容が習得できるという計算になりますが、田先生の授業はそんなものではありません。

 今まで私が広東語学習のためにつぎ込んできたお金と時間は一体なんだったのか、全く無意味だったとしか思えません。毎週先生の授業に出席できる人を羨ましくないと言えばうそになりますが、私はこの1日で先生に教えていただいたことを一生の宝物として、自分に与えられた条件の中で全力を尽くしたいと思います。

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 次の文は、他の教室で6ヶ月学習し、その期間の終わり近くになって当ウイズダム広東語学院に見学に見えた国廣榮子さん(二十歳代の女性)の方が、見学の翌日に下さったメールです。
 この方は既に入学されており、ご本人の明るく積極的な性格と謙虚な努力が本学院のメソッドと相俟って、大変すばらしい成果をあげています。
 発音もごく短期間のうちにネイティブ並になっており、始めて間もない現時点で香港の大学の広東語コースに留学しても、トップになることは間違いありません。彼女の同級生たちも同時に留学すれば、当ウイズダム広東語学院の出身者だけでトップ争いになるでしょう。広東語を話して香港人だと思われるようになるのも時間の問題です。

デン先生

昨日は、大変遅くまで見学させていただき、ありがとうございました。 とても貴重な体験でした。

デン先生のHPに書かれている内容をわずかでも実体験できたことは、本当に貴重な体験でした。

理論的な文章を読む機会があまり多くない私ですから、HPの文章を読んだ時には、もしデン先生の授業に出席したら難しすぎて理解できないのではという不安もありました。しかし、自分一人でHPを読んで理解するのと、実際にデン先生の授業を体験して理解するのとでは、天と地ほどの開きがありました。

まさしく基本中の基本を教えるにあたり、まず日本語(母国語)の発音やアクセント、その他私が考えても見なかった日本語の特徴から出発して、広東語の発音に繋げ、頭で考えさせ、モデル発音なしに、そのまま生徒に発声させる授業には驚きました。

また、なぜ単語の説明をあれだけ丁寧してくださるのか。同じ漢字を使い、外見的に全く同じ単語がとても多い日本語と広東語だからこそ、意味範囲のずれを掴むのは至難の技で、正確な説明による把握が不可欠だという先生の説明に、なるほど。だからなのか・・・・。と、とても納得してしまいました。

昨日の授業を体験させていただいて、勉強とはきちんと頭をつかって理解して、その上で訓練を重ねて身につけていくことなのだなー。と思いました。大人になってから外国語を勉強する場合は、「きちんと頭を使って考えること」、「意識すること」、「正しく理解すること」、その上で、はっきりと意識して掴んだ内容を何度も何度も繰り返し聞いて、頭に定着させること、「理論と実践」の努力が大切なのだということを考えさせられました。

先生が「いい加減な発音でも、場があって、前後関係があれば、かなりの部分は通じるけど、そういう勉強じゃ絶対に伸びない。広東語は一文字だけを発音して、それが相手に確実に通じるように心がけていなければ、5年経っても10年経っても、しっかりとした広東語が話せるようにはならない。」というようなことをおっしゃっていたことがとても印象に残っております。

もともとミーハーな動機で始めた広東語ですが、思いのほかこの6ヶ月、楽しく学校(他の広東語教室)に通っていました. 初めて広東語の音を聞いたときに「なんでこんな音なの〜?」とちょっとショックでしたが、今では愛をもって音に耳を傾けられるようになりました。

学校に通っていていつも思っていたことは、自分の発する発音はどこがどのように間違っているのか?少しは合っている音もあるのか?このまま模範テープを何度も何度も聴いて、練習を続けていればいつか聞き取りやすいきちんとした発音ができるようになるのだろうか?など、発音に対する不安は常にありました。

せっかく興味をもって始めた言葉なのに、美しい発音ができないのは悲しすぎます。 自分の努力不足が最大の原因ですが、いい年をしてせっかく時間を割いて「広東語教室に通っています」と言っている割には、実際は正確な発音も出来ず、話せず。。。という現在の状態に不安を感じました。

今の学校は楽しく、学ぶこともたくさんありますが、発音に対する不安は増す一方です。 そして、何よりもせっかく興味をもって始めた広東語です。きちんと話せて、文章を読んで理解できるようになりたいと思います。

早速、クラスメート2名に昨日の授業について話してしまいました. 2名とも「是非一度、授業の邪魔にならない程度で結構ですので授業を見学させていただきたい」と申しております。 何卒よろしくご指導の程お願いいたします。

先ずはお礼まで。。。と思って、いろいろと書いてしまい失礼しました。

1回見学させていただいただけですので、ウイズダム広東語学院の理論の本質を充分理解していないため、的を外した感想が多かったかもしれませんが、とにかく1日も早く入学して、じっくり勉強したいと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。

国廣榮子

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次の文は、90年代半ばに当ウイズダム広東語学院を卒業され、香港に留学し、現在香港で活躍されている女性が、仕事で帰国された折に当ウイズダム広東語学院に立ち寄られ、香港に戻られてから送ってこられた文章です。
落ち着きと優れた感性を持ち、日本的な淑やかさの中に強靭さを秘め、香港の社会の中では特異な存在でしょう。

先週の火曜日、5年ぶりに千川駅に降り立ち、かつて通い慣れたウイズダムへの懐かしい道を辿って・・・いるつもりでしたが、記憶を頼りに歩いていたら、重度の方向音痴症の私は道を間違えて、曲がるべき角を曲がらず、はるか先まで歩いて行ってしまっていました。それでも最終的に何とかたどり着けたのは、ウイズダムの田先生から発せられる強力な吸引力のおかげだったかもしれません。
 
大学時代に中国語をやっていたので、社会に出てから何か習い事でもしようと思い立ったとき、一般の方なら英会話でもと思うのでしょうが、私は中国語でも、と考えました。そして、北京語は市販されている教材や辞書も多いし、どうせ語学学校に通うなら独学が難しそうな広東語にしようと思ったのです。早速語学学校が紹介されている本を購入して各学校を比較検討し、数校をピックアップしました。
 
そうして真っ先に問合せの電話をかけたのがウィズダムでした。今、思い返してみても不思議というか、いえ、ものすごい幸運だったといっても過言ではないかもしれません。おそるおそるだったのか、割と大胆にだったのか、もう忘れてしまいましたが、とにかく電話をかけてみると、時間帯が良かったのか、出てくださったのは偶然にも田先生ご本人でした。

受付のお姉さんの明るい声を期待していた私は少し怯んだのですが、「あの〜広東語コースについておききしたいんですけど」と切り出しました。そうそう、「おききしたい」のは私のほうだったはずなのに、広東語の学習歴とか使用した教材とか、逆にいろいろきかれてしまったのを覚えています。

そうして電話を切った後、私は次の候補校へはもう電話をしなかったのです(先生との会話で力を消耗したからではありません)。ウイズダムに即決したのは、デン先生の広東語教授に対する熱意に惹かれ・・・と言いたいところですが、正直に申し上げると、それよりも、使う教材がSidny Lawの「Elementary Cantonese」だと聞いて、それならもう持っているので新たに買わなくてもいいという点が決め手となりました(だって、広東語のテキストって高いでしょ?)。でも、さらに年月を経て思い返すと、どういう動機だったにしろ、やはりこれは運とか縁とかいうものだったに違いないと思うのです。

後になって同級生に聞いてみると、電話して、住所などを伝えて案内書を送ってくださいと頼んでおいても、いくら待っても何も送られて来ず、もう一回電話して待っていても、待てど暮らせど送られて来ない。三度目の正直で電話して、ようやく送られてきて、入学できたなどという人が大部分でした。一回の電話で入学できた私は、やはり縁があったのかもしれません。

仮に運良くパンフレットを送ってもらったとしても、パンフレットに書ける量はほんの少しで、詳しい考え方や教え方までは入学してかなりの期間経なければ分かりません。その状態でウイズダムに決めるのは、やはり「縁」と言うしかないでしょう。その点今の方は幸せです。田先生にもウイズダムにもHPが有り、何回も電話して案内書が送られて来るのを何ヶ月も待つまでもなく、HPを見るだけで考え方の深いところまで全て知ることが出来るのですから。

田先生の授業の素晴らしさについては、すでにこちらに寄せられている方々のメールに詳しく紹介されています。付け加えさせていただくなら、発音についての先生の教えで印象に残っているのは、「大人が外国語を学習するとき、ただ音を聞いて真似するのではいけない。どのような口の形や舌の位置でその音を出すか常に意識して発
音しなければならない」という言葉です。言われてみれば確かに、正しい口の形で音を発すれば、正しい発音ができるわけですよね。(ホームページを拝見すると、田先生の理論は当時より更に精巧になっているようで、私も再度授業に出席したいです。)

そして発音指導はもちろんですが、語彙や文法の説明も素晴らしいのです。日本人にとって理解しにくい語彙や、使いこなしにくい文法などについて、短くて、核心を突いた、面白い物語にして説明してくださいます。するとその光景が頭に浮かび、素早く完全に理解でき、これもまるで魔法にかかったかのようにすぐ使いこなせるようになります。「肯」と「敢」、「驚」と「怕」の違いなどの名解説は、いまだにはっきり覚えています。

先生のおっしゃることは聞き漏らすまいと、でも聞いただけで覚えられる自信はないので、いつも必死でノートをとり、おかげさまですっかりノートをとるのが速くなりました。今でも同じように説明なさっているのでしょうか。
 
先生の授業を素晴らしいと感じれば感じるほど、その一方で、こんないいものを人には教えたくないという矛盾した気持ちもあります。でも時々、ぽろっと秘密を漏らすように人に教えてしまうこともあります。以前、「広東語を勉強したいんだけどどこかいい学校はないかしら」という人にウイズダムのことを教えたことがありました。

でも田先生の授業の素晴らしさは到底私の口では説明しきれません。ただ「いい先生なの。すごいのよ」と言ったって何も通じないですよね。結局彼女は自宅に近い他の学校に通い始め、1年後に香港で再会したとき、「全然上手にならないからやめちゃった」と言っていました。もし、あの頃田先生のホームページがあったら、彼女と広東語の関わりはもっと違ったものになっていたかもしれないと思います。

こうしてこのホームページを見ていらっしゃる皆さんは、人に教えてもらったとか、偶然見つけたとか、いろんな経緯があると思います。ウイズダムの卒業生・在校生は、おそらく私と同じく先生の素晴しさをよくわかりつつも、だからこそ他人にはこのことを教えたくないという人ばかりなのではないかと想像します。そんな中でこのホームページにたどり着き、ホームページを通して田先生の理論に触れられる、ひいては直接先生に教わる機会をも得られる皆さんは(私も含めて。私は今でも田先生のホームページの質問箱や掲示板で色々と教えていただいています。私が誰だか分かりますか?)とてもラッキーだと思います。

先生のすごさは、費やした時間やお金が決して無駄にはならない授業を受けられるという点だけではありません。ウイズダムを離れてからもずっと続いていく、後をひく良さがあります(うまく言えませんが)。

私自身、先生の下を離れて香港に来てから、何の努力もしなくても毎日広東語のシャワーを浴びていられるという環境に甘んじてしまい、徐々に広東語学習に対する真摯さが失われてきていました。そんなところに田先生のホームページが開設され、改めて先生の理念に触れ、すっかり初心を忘れてきっていた私は、緩みきった気持ちにざばっと冷水を浴びせられたようでした。

まだまだ未熟者なのに日々の地道な努力をすっかり怠っていたことに気付かされました。そこで先日仕事で帰国した際に、冒頭の5年ぶりの訪問となったわけです。5年前と全然変わらない先生とお会いして、久しぶりに直接お話を伺って、またウイズダムに戻って学んでみたいという気持ちを強くしました。香港で仕事を持つ今の状態では昔のように毎週通うことは不可能ですが、幸い短期集中コースも設けていらっしゃるとのことで、そのうち休みをとって是非在校生復帰を果たしたいと思っています。(終)

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 以下の文は、他校で2年間学習、在学中の方が当ウイズダム広東語学院の授業を見学され、その日のうちに送ってこられたメールです。
 たった1回の、2時間あまりの見学でしたが、それまでの学校の指導方法についての疑問が2年間にわたって蓄積していたため、当ウイズダム広東語学院の教授方法にビンビン感じるところがあったのでしょう。
 ご希望どおり10月に全くゼロからのクラスに入学され、発音からのやり直しでそれまでの限界を打ち破り、長足の進歩を遂げています。

本日は見学の機会を設けていただきありがとうございました。
現在通っている学校のやり方しか知らない私にとって、
hpで拝見してたとはいえ先生のご指導は驚きの連続でした。
そして生徒の皆さんの発音の美しさは、先生のご指導の賜物なのですね。卒業生の方が香港に留学されて、留学先の同級生が可哀想だと思われたと言うのも、納得できます。

発音の指導は口の開け方から舌の位置まで的確に指摘され、
何がいけないのかがハッキリと分かることは
学習する者にとって大変ありがたいことです。
そして一人一人が正確に発音できるまで丁寧に
ご指導されていく姿に感動いたしました。

言葉では「バシバシ」と厳しいことをおっしゃっていましたが
口調やそのお顔は温和なままでみなさんも楽しく学習していると
いう印象を受けました。
その授業の雰囲気が映画「マイフェアレディ」のようだなと思いました。
映画のようなスパルタ教育ではないのですが、発音を直していく過程が
デン先生のご指導される姿とだぶります。

すぐにでも入学したい気持ちなのですが、
今の学校が9月末まであるので、可能であれば10月からと考えております。
広東語の学校に通い始めて、もう2年の年月が流れましたが、
広東語の発音については、「この音だ」という実感を持てたことは1回も有りませんでした。
単語の意味についてもそうです。
「はっきり分かった」という感覚になったことは有りません。
同じように悩んでいる友人が一人いるのでウイズダム広東語学院のことを話してみます。
個人的には平日の夜を希望ですが、土日で新たに開講される予定があるのでしたら
何とか都合をつけたいと思っています。

今回の見学だけでもとても良い勉強になりました。
お邪魔させていただいたクラスの皆様にもよろしくお伝えください。
ありがとうございました。

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 次の文は、他校で個人教授で広東語を学習してこられた方が本学院の入門コースに入学されて、ゼロからやり直し、半年ほど経過した頃に田先生宛てに送られてきたメールです。
 この方も、語彙と言い回しが充実してくれば、ネイティブだと思われるようになるでしょう。 

ウイズダム広東語学院で田先生に広東語を教えていただくようになって、もう半年近くになりました。
この短い間に、学習の仕方から取り組みかた、考え方から
何もかも今までと変わりました。もちろん良い方に^^

ウイズダム広東語学院で田先生にお世話になる前は、A校で個人教授で教わっていました(別にお金が余っていたわけじゃありません。
仕事の関係で、通常のクラスには通えなかったので)が、
ウイズダム広東語学院の授業とどこが違っているかと訊かれても、どう答えていいか解らないくらい、
何から何まで違っています。
サイトに書いてあることは本当でした。
ネイティブは発音を知らない、ネイティブに誉められたらおしまい、
ネイティブは発音を教えられない・・・などなど。

実際、私はネイティブの先生に教わっていて、「発音は問題ないですね」
って太鼓判押されていたんですよ〜〜。信じられない。
それでも、自分の発音には全く自信はなかったですけどね。
それが、こちらの学院に移って、田先生に、発音の基礎を一から教えて頂くようになり、
今までタダ単に口まねしていただけなんだってわかりました。

でも、発音はタダ聞くだけ、タダ口まねするだけじゃ絶対だめだったんですね。
細かい説明をしていただくことが不可欠だったんですね。
私は、こちらに来るまでは、語学は理屈じゃないって思ってました。
でも、田先生に教えていただくようになって、
そうじゃなかったんだということが、本当によくわかりました。
丁度、知らないところに行くのに、正確で詳しい地図を頂いたようなものです。
今考えてみると、以前ネイティブの先生の発音を聞いて真似ていたのは、
丁度、暗闇を手探りで歩いているようなものだったんです。
自分が向かっている方向が正しいのか間違っているのかさえ、全く解りませんでした。

私たちは日本語のネイティブですけど、自分がどうやってその音を
出しているのかなんてわかりませんでしたし、普通意識しませんよね。
でも、ウイズダム広東語学院の授業で、日本語の発音についてもずいぶんたくさんの発見をしました。
お蔭様で、日本語についても意識して聴くことが出来るようになりました。
これって、外国語の発音を勉強する上で、とても大事なことだと思います。
私は時々、電車の中や、友達との会話でも、外国人のつもりになって
発音に耳を傾ける「一人遊び」をやってます。
ちょっと危ない人に見えるかもしれませんが、面白いです^^;

発音以外でも、以前の学校とは違うところばかり。
単語の説明なんかも、以前の学校では、教科書に出てくる単語を
簡単にさらっと説明するだけ。ほんとに、薄い内容でした。
でも、田先生の説明は、その単語の文化的な背景、日本語との違い、
日本人が使う上で気をつけなきゃいけないところ、
類似の単語との使い分け、関連単語などなど、盛り沢山。
お陰で、生徒が毎回覚えなきゃなんないことも・・・盛り沢山!
トホホ〜。

広東語ではありませんが、イタリア語に興味をもっている知人に、
田先生のサイトに書かれている学習方法や、概要などプリントアウトして渡しました。
どう感じてくれるかはその人次第ですが、学習を始めるときは
絶対参考にして欲しいと願っています。
こんな完璧な理論を独り占めするなんて、もったいなくて
私には出来ません。

広東語を学習するのは「趣味」ですけど、今ではもう自分のライフワーク
のようになっています。これはクラスのみんなとも言ってます。
ただの趣味のはずなんだけど・・本当に面白いです。英会話も習ったことがあるけど
続かなかった私が、初めて外国語学習にはまったといえるかもしれません。
これから先、もっと実力がついてくれば、外国語学習の醍醐味を
更に味わえると思うし、抜け出せなくなるのだろうなって思っています。

そして、田先生や、同じクラスの仲間と出会えたことは、
私にとって本当にラッキーなことでした。
田先生のサイトの広東語質問箱に、「田先生のファン」と書き込んでいた方が
いましたが、その気持ちわかります(笑)
ウイズダム広東語学院に入る前のメールのやりとりでは、田先生はものすごい堅い人なのかと
内心心配していましたが、今はまったくそんなことは思いません!
謎めいたところも多々ありますが、すごく味のあるお人柄だと
クラスのみんなと絶賛していますよ。
「3時間睡眠理論」とか「筋トレ」とか雑談まで充実してる
教室もあまりないと思いますし・・面白い!

最近、私たちに対する要求?がかなりレベルアップしているように感じますが、
なんとか付いて行きたいです〜(うう・・)。
色々と弱音を吐いていますけど、これからも頑張りますので
よろしくお願いいたします。

長くなってしまい、すみません。
さすがに眠くなってきました。でも寝ている間も学習!ですよね。
睡眠学習に入ります。
それでは、お休みなさい。

徳川春華

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 下の文は、広東語の学習のために香港に留学されているH.Hさんが留学先からわざわざ一時帰国して、ウイズダム広東語学院の発音特訓を受けられ、香港に戻られてからすぐに送ってこられたメールです。

田先生 こんにちは。
先月、発音特訓コースを受講しましたH.Hです。
その節は、本当にお世話になり感謝しています。そして素晴らしい授業で感動しました。
正直、留学したことを後悔しましたし、もっともっと先生のレッスンを受けたいと思いました。

私は、これまでで一番の劣等生だったのではないでしょうか。
そんな勘は鈍いし頭の回転の悪い私ですが、
田先生の授業が始まるとワクワクしてきました。
もちろんかなり緊張もしていましたが・・。
日本語の発音を知り、広東語との口や舌の動きの違いを知り、
どうして自分の発音がおかしい のか、
どの様にすれば良いのかが自分の頭の中で明確になっていくのです。
興奮しないはずがありません。

留学先での一回二時間半(途中に休憩あり)の授業では、
「長いなあ〜、まだ終わらない」なんて思うことが度々でしたが、
田先の授業では、いっぺんに休憩なしの三時間半だと言うのに、
一度もそんな事を考えませんでした。とにかくあっと言う間でした。
私にもこんなに集中力があったのかと驚きましたが、
そうではなく、田先生の不思議な力でした。
先生の授業の進め方、説明の仕方、何時の間にか引き込まれていきます。
さらりと仰った説明でさえも、全て重要な内容なのです。
だからこちらも気が抜けないのです。
鈍くさい私ですから夢中でした。でも今、思い出しても楽しい授業でした。


その後、留学先の香港に戻り、クラスメートに田先生の授業の凄さを説明しました。
 
その中の一人の生徒が私に言いました。(彼は、会話力にかなり自信を持っています。)
「そんな口や舌の動きまで気にしてたら会話出来なくなりますよ」と。
でも、私は思います。
最初は、頭を使い、口や舌の動きを理解しながら発音することが絶対に必要なのだと。
そして頭で考えるより先に自分の口から正確な発音が出てくるまで練習を重ね、
自分のものにしていくことが大切なのだと思います。
以前の私は、このことに気付きませんでしたが、
田先生のレッスンを受けた今なら理解出来ます。
その地道な期間を飛び越えて語学を修得しようなんて甘い考えなのだと気付きました。

私も今現在、先生に教えて頂いたことを絶対に定着させようと発音の練習を続けています。
外出時は、少し小さめですがヘッドフォンを使用してテープを聞いているのですが、
つい声を 出してしまいそうになります(笑)。
いつか先生に再度、チェックして頂き、合格点が頂けたら嬉しいのですが。
それまでくじけずに頑張ります。

田先生 本当にありがとうございました。
また先生のレッスンを受けられる日を楽しみにしております。

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次の文章は一家で香港に住み、広東語教室にも通っていらっしゃる方が、いつまで経っても通じる広東語が話せるようにならないため、基本的な発音だけでもしっかりとしたものを身に付けたいという切実な思いから、ご夫婦で一時帰国して発音特訓を受講され、香港に帰られた後、しばらく経ってから送られてきたメールの一部と、その後更に数ヶ月経ってから、このページに載せる文章として送って下さったものです。(横線より上がメール)
夏の発音特訓では大変お世話になり、ありがとうございました。

まさに目から鱗というのはこういうことを言うのだと夫とともに感じました。
あれから香港にまた戻り、二人とも独学で勉強しています。

(デン先生の授業を一度体験させていただくと、もうどこにも通えなくなりました。
というより、通う時間とお金が無駄に感じてしまいました)

先生のテープを何回も何回も聞いて、
正直広東語はこんなにきれいな言葉なのだったのかと感じました。
nで終わるときngのとき、先生のテープではすべてが自分で聞いていて違いが分かります。
そして、心地よくさえ感じるのです。

夫はいつも通勤途中、ヘッドフォンでひたすら暗唱しています。
先日は満員のバスで、口をあけてひたすら練習する夫の隣には不気味がって誰も座らなかったそうです。

また帰国した際は是非先生のご指導を賜りたく思っております。
これからも日々邁進してまいりたいと思います。

―――――――――――――――――――――――――――――
約2年半前から主人の仕事で香港に駐在している主婦です。

こちらに来て初めて広東語 に触れ、勉強を夫婦で始めました。

まず、初めにこちらで日本語で教えてくれる広東語の語学教室に入りました。
発音について細かく教えていただくことはありません。
何と なく聞こえた音で出してみる、といった授業でした。
半年過ぎても自分の広東語はいっこうに通じませんでした。

これでは、いくらたってもきっと通じることはないような気 がしたので
インターネットでいろいろ検索して、田先生のサイトに出会ったのです。
まさにこれだ、という思いからどうしても田先生の授業を受けてみたくなり早速申し込みました。
そして、夫婦で授業を受けるためだけに一時帰国したのです。

駐在前は香港に行ってから、勉強を始めればいいと安易に考えていました。
でもここには、田先生のように発音をきっちり教えてくれる先生は存在しません。
香港人の先生で日本語が話せる先生もたくさんいます。
けれど、彼らには田先生のサイトにも書かれているように発音そのものを教えることはできません。

ある時、授業で「香港」の「香」について質問をしました。
その時、返ってきた答えは「みんな間違っているからそんなに神経質にならなくていいのよ。」と言う言葉でした。

デン先生の授業はまさに目からウロコでした。
先生の後について発音の練習をするということは一切ありません。
でも先生の指導の通りに行えば、あれほど出なかった音が出てくるんです。
これには本当にびっくりしました。先生は私たちの発音を一度聞いただけで、
今舌の位置がどこにあるかすべてわかってしまう神業の持ち主です。

私自身は広東語が初めから大好きで勉強を始めた訳ではありませんでした。
なので、どこかであまり綺麗な言葉に聞こえないような気がしていました。
けれど、先生の広東語を初めて聞いたとき本当にきれいな言葉だと思いました。
練習テープを聴いていると、広東語はこんなにもきれいな音だったのだと改めて感じ、
自分の広東語に対する今までの思いが全く別のものに変わったようです。
そして、何としてもやはり理解できるようになり話せるようになりたいと強く感じました。

たった3日間の授業でしたが、
その中身は私たち夫婦が香港で受けたどの授業よりも内容の濃いものでした。
今でも、先生の授業を受けることができたことは本当に人生を変えるぐらい大きなものだったと二人で話しています。

そして、日本で先生の授業を受けることができる方々を本当に羨ましく思います。

余談ですが、夫は先生から広東語だけでなく、その他にも刺激を受けて戻ってきました。
それは、先生の筋肉。初対面のとき、二人で唖然としたのを覚えています。
でも、先生からいろいろお話をお伺いし、昔はとても体が貧弱だったという信じられないような話を聞き、
人は誰でもやればできるのだという、そんな自信まで生まれてしまいました。

夫は香港に戻ってから早速ジム通いが始まりました。生まれて初めてのジムです。
数ヶ月で腕に少し筋肉が付きました。それからはジムへ毎週通っています。
そして、トレーニングしながら必ず広東語を聴いています。

サイトに記載されているように、300回聞くというのは本当に不可欠だし、絶大な効果があると痛感しています。
夫は毎日の通勤にバスを利用しているのですが、そこでも毎日広東語を聞いています。
ある時、満員のバスの中で夫の隣だけ誰も座らなかったことがあったそうです。
ヘッドフォンをつけて、口をパクパクしながら練習している夫の姿が不気味に感じたのでしょう。
そのときは気づかなかったようですが、後で皆の視線が自分に集中していることに気づいたようで
今では笑い話の一つです。

いつかまた是非田先生の授業を受けたいと願っています。
独学で練習を続けるのは正直言って困難ですが、何とか努力を続けていきたいと思います。

発音特訓を受けてみようかと迷っていらっしゃる方がいれば、声を大にして言いたいと思います。
授業料の数倍以上の効果が必ずあります。

もし、香港に留学されようと迷っていらっしゃる方がいれば私はきっとこう言います。
「それならば、先生の所に毎日通った方が数百倍の効果を得ることができるでしょう」と。

発音の次のステップとして、一つ一つの単語の意味範囲、日本語の同じ単語との違い、
日本語にならない単語や言い回しの説明、発想法の違い、
きちんとした発音をしっかり身に付けた後の発音の崩し方の法則等等・・・・・
香港では逆立ちしても聞けない講義を、発音特訓の100倍でも200倍でも受け続けることができるのですから。

香港在住・伊達 遥

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